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園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

東日本大災害

2011-03-14 14:59:55 | 日記

園長です。

 それにしても、ものすごい揺れでした。しかも、5分近く揺れが続いた地震は、これまで経験したことのないものでした。これまで「十勝沖地震」「三陸沖地震」「三陸はるか沖地震」など大地震といえる大きな地震を体験した私でも、このような大きなものは初めてでした。長坂保育園は比較的強固な地盤の上に立っているので、少しくらいの揺れにはびくともしませんが、これだけ長く揺れが続くと恐怖を感じます。最初はマイクも使っていましたが、途中から停電になり、大声での避難指示。震度5弱とは言え、子ども達には耐え難い5分間だったと思います。それでも人的被害もなく済んだことは、日頃の訓練と職員の適切な対応が功を奏したと言えるでしょう。また、近所の「近田会計事務所」の皆さんが駆けつけてくれた時は、涙が出そうなくらい感動しました。保育園が地域から守られていることを強く感じました。その後も余震が続き、子ども達を不安にしましたが、子ども達も良く頑張ったと思います。保護者のお迎えが続く中、安心して泣きだす子もいましたが、日頃の訓練の大切さを痛感しました。電気が消え、ストーブも使えない、最悪の状況にも関わらず、混乱もなく済んだことは不幸中の幸いだったと言えるかもしれません。保護者の協力にも感謝したいと思います。

 3月11日午後2時46分は歴史に刻まれることでしょう。日本史上初の大災害と言うことで・・・。今日、津波の被害があった海側を見てきました。ひどいものでした。新聞やテレビで見たとおりの惨状がそこにありました。でも八戸はまだ良い方で、岩手県の三陸方面の惨状は筆舌に尽くしがたいものがあります。ご冥福を心からお祈りいたします。

 今日は、約8割の子ども達が登園しました。やはり保育園には子ども達の歓声が似合います。土曜、日曜と静かな保育園でしたが、とても心細く、不安なものでした。明日からの給食の食材はとりあえず今週いっぱいまで確保しましたが、それ以上は未定です。復旧が遅れれば保育園にも影響が出そうです。

 今日の朝、朝礼で職員に言いました。「こんな時こそ保育園の真価が問われる。日頃の協力に今こそ報いる時だ。みんなで協力して頑張ろう。」と。みんな深く頷いていました。逆境のときこそ真価が問われます。土曜日に休みの職員が早番で出てきたり、パートの職員が駆けつけてくれたり・・・電気が通じなくても、電話が通じなくても、心はしっかり繋がっているようでした。

 今、これを書いているときも大きな余震がありました。震度3くらいの余震は1時間に1回くらい、多いときには10分間に3回くらい連続であったときもありました。今は大分少なくなりましたが、気持ちは引き締めたいと思います。

 個人的な話をすると、仙台に住んでいる娘達3人と孫2人が心配でした。携帯も電話もメールも通じない2日間はまるで地獄のようでした。迎えにいこうにも高速は閉鎖、新幹線も不通、仙台から脱出できない状態だったようです。3人別々のアパートでしたが、連絡が来たときは3人と孫2人は一緒に肩を寄せ合っていたそうです。少しだけ安心しました。でもまだ仙台からは脱出できないようです。高速が通れるようになったら急いで迎えにいこうと思います。

 

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