今日は
アストラテック社の主催のシークレットセミナーで、
インプラント学会にスピーカーとして来日していた、
ペンシルベニア大のJoseph Fiorellini 先生の講演を聴いてきました
先生は骨の再生を促す、遺伝子組み換えタンパク治療薬の研究で有名で、
今回も、「INFUSE」という名前で、米国では既に商品化され、
爆発的に売れている、rhBMP2の臨床に関する講演でした
とにかく、このタンパク質は驚異的です!
コラーゲンのスポンジにその溶液をしみ込ませて、
粘膜と歯槽骨の間に入れておくだけで、3ヶ月も待てば
もとからある骨と何ら遜色の無いクオリティーの骨が出来上がります
今まで、体の他の部位から骨をとって来て移植したり、
人工骨を使って難しい手術をして骨を作っていたのが
馬鹿らしくなるくらい、簡単な手技で、確実に骨ができます
副作用や、危険性も無く、問題はその値段だけのようです
米国内で、お口の中の手術で使うぐらいの量で5,000ドルするそうです
安ければ、いろんなケースでいろんな使い方ができる事でしょう
もちろん、日本ではまだ使えませんし、
厚労省の認可がおりるのは、遠い遠い先の事でしょう
これがあれば、骨が少なくてインプラントを断念せざるを得なかった
たくさんの患者様にインプラントができようになります
あの患者さんや、あの患者さんにと頭の中に浮かんできます
厚労省はこういうものこそ、速やかに認可を出して欲しいですよね、
きっとお隣の韓国では、すぐに認可される事でしょう
また、世界においていかれます(泣)
とはいえ、
こういう先が開けるような話しを聞くとモチベーションが高まります