イタリアワインをこよなく愛する名古屋の歯科医ブログ

イタリアワイン好きの名古屋の歯科医が、診療室でおこる日々の出来事や、その日出逢ったワインのことを綴ります

コペンハーゲンは良い街でした (^_-)-☆

2012年11月12日 | Weblog

1ヶ月以上前の話題になってしまいましたが、

10月10~13日まで、デンマークの首都コペンハーゲンで行われた、

ヨーロッパ最大のインプラント学会EAOの20周年記念大会に参加してきました

奥に写っているのが、ホテルと併設されたコンベンションホールです!

ヨーロッパ全域から、著名なスピーカーが講演をしますが、

最大のトピックは、やはりインプラント周囲炎への対応でした。

アメリカの学会と違って、リサーチがほとんどなのが、ヨーロッパらしいですね。

僕は、審美領域のインプラント治療の合併症のセッションや、

最近日本でも増加している、先天的な歯の欠損をかかえた患者さんへの対応を

テーマにしたセッションを中心に聴講してきました。

いずれも、日本でも大きな問題になってきており、興味深い内容でした。 

 

学会のランチ休憩時の一コマです。ちびっ子衛兵のパフォーマンスです。

 ブレックファストとランチには、とーぜんデニッシュパンがでます。

日本で食べるデニッシュより、生地がモチモチしていて、とても美味しかったですよ。

 

コンベンションホールの前には巨大な発電用の風車が建っていました。

山が無くほとんどが平地のデンマークでは、風力発電で発電量全体の20%をまかなっているそうです。

海に囲まれた日本でもやれないことないですよね。

 

初日の夜はEAOのメンバーズディナーが、ニュー・カールスベア美術館で行われました。

美術館でディナーをいただくなんて、なかなか経験できないですよね

いろんな国のドクターと相席で、良い経験になりました。

 

二日目の夜は、学会のウエルカムレセプション!

サーカス会場のような大きなホールで、ミュージカル仕立ての出し物でした。 

 

さて、学会以外の時間は寸暇を惜しんで(笑)コペンハーゲンの街を散策してきました

 

ホテルのバルコニーから見た、初日の朝の市庁舎

最近、出張時に恒例になっている、観光を兼ねた朝ランへ、かなり寒いけど出向きました。

到着した翌朝から、時間を無駄にしないようにがっつり動きます(笑)

ホテルを出て、チボリ公園の前を通り、
夜のメンバーズディナー会場のニュー・カールスベア美術館を確認。

 

運河に停泊している船が、朝日を浴びて、なんとも様になります。色合いですかね?

ブラックダイヤモンドと呼ばれる王立図書館新館。

観光名所ニューハフン、運河沿いに色とりどりの建物が並びます。

アマリエンボー宮殿名物の衛兵です。実際に国王が住んでいます。

宮殿から運河に出て、運河沿いに走っていたら、綺麗な帆船が入港してきました。

軍隊のもの?王様のもの?とにかく立派な帆船でした。

対岸にはヘリング・ラーセン設計のオペラハウスが見えます。

そして折り返し地点と考えていた、世界3大がっかりとして有名な人魚姫の像に到着。

がっかりです(笑)

しかも、なんか申し訳無さそうにたたずんでます(笑) 

 ですが、唯一の記念撮影、自分撮り!

 

ここから折り返し、カステレット要塞をぐるっと一周。

五稜郭のような形をした元は要塞だったところですが、今は緑豊かな公園になっています。

砲台が残っています。

観光朝ランの醍醐味はこういった景色ですよね!空気が澄んでいて気持ちいいです。

けっこうイクメンを見かけました。女性の社会進出が多いのですかね。

要塞の出口というか入り口ですね。

そしてローゼンボー宮殿の中の公園を通って、

 ホテル近くまで戻って来ました。正面の建物が今回の宿泊したHotel Alexamdraです。

5階の角のバルコニーのある部屋が僕の部屋です。

そしてホテル近くのエスプレッソ屋さんで朝食。このサラダ、めっちゃ美味かったです! 

これで大体10Kmのランです。観光ランとしてはちょうど良い距離ですね。

街の雰囲気や東西南北の感覚もつかめて、 初日に走るのは正解です。

 

今回宿泊したホテルは、ウェグナーやヤコブセンなどの、デンマークの有名デザイナーの椅子が、

そこかしこに置かれた、とても雰囲気のある、クラシックなホテルでした。

これはライブラリーですね。

これは玄関横のロビーです。

階段の踊場にも名作チェアーが置かれています。

僕の部屋はOle Wanscherの椅子で統一された部屋で、色合いがいい感じです。

窓の鍵もクラシックで良い感じ。

バルコニーに置かれていた植木鉢、これすら良い感じ(笑) 

部屋の鍵はさらに良い感じ!

そして、学会場へ。移動は地下鉄を利用したのですが、

地下鉄(もう地上に出てますが)の駅から見えた、集合住宅がかなりおしゃれ!

奥は集合住宅、手前の地下鉄もクリーンで可愛いデザインです 

 

二日目の朝、バルコニーから。雲がなく、市庁舎の塔の上に、月と金星?が見えていました。

 

そして、学会後は街を徘徊。

コペンの街の中心部のストロイエには、様々なショップやレストランが集まっています。

真ん中がロイヤルコペンハーゲン本店で、右がGeorg Jensenです。

石畳の小道にカラフルな外壁の建物が並びます。

アンティークの陶器屋さんがたくさんありましたね~

ちょっとした感じが、なんともおしゃれなんですよ!

 

これも雑貨屋さん。

LE KLINTのショップ。ひとつ欲しい~

ここはデンマークの伝統ランチ、スモーブローのお店。

スモーブローとは、パンに肉や魚等の食材をのせたデンマーク風オープンサンドのことです。

こうして、たくさん並んでいる中から二品チョイスします。

ハム系とエビ系とダークビールにしました 

この店は食器が全てロイヤルコペンハーゲンです!!!いい感じです。

 

本当は「NOMA」を筆頭に、斬新なスタイルのレストランが数多くあり、

是非とも訪れてみたかったのですが、

学会のレセプションがあったり、一人では予約しにくかったりで、行けずでした(泣)

 

金曜日の夜は文化の日のようなイベントをやっていて、夜中まで市庁舎内部を公開していました。

ラッキーです。

 

とにかくおしゃれで綺麗な街で、特に家具や食器などの小物に興味のある方は、

多分、歯止めが効かなくなる街です(笑)

イルムス・ボーリフス(家具と雑貨の百貨店)はヤバイです。

  

最終日は一日時間があったので、コペンハーゲン中央駅から、電車で40分ほど海沿いを走った、

フムレベックという街にあるルイジアナ美術館までショート・トリップを楽しんできました 

デンマーク通の友人が絶賛するので行ってみたのですが、ここは最高です。

駅を降りると、普通の田舎町。

そして、普通の民家に混じって、目的のルイジアナ美術館が現れます。

開催中のイベントはセルフ・ポートレート展。

これは入り口のポスターでエゴン・シーレですが、ピカソ、ダリからウォーホール、ホックニーまで、

質・量ともにかなり見応えのある展示でした。片田舎の美術館なのに流石です。

 

建物も素晴らしい!見事に景色を切り取ってます。

草間彌生のインスタレーションも常設でありました。

 

対岸のスウェーデンが見渡せるお庭には、たくさんのオブジェが。

とにかく、建物と庭と周りの自然が完璧に美しく調和してます。

 

可愛らしいオブジェも庭のあちらこちらにあります。

 

デンマークの人はハートマークが好きらしいです。街のあちこちにさり気なくあります。

 

カフェもかなりおしゃれです 

ここは本当に素晴らしい美術館でした。

  

だらだらとなが~いブログになりましたが、コペンハーゲンはいいですね~。

機会があれば、また訪れたい場所です。

来年のEAOはアイルランドのダブリン、行けるかな? 

 

 

 

 

 

 


Astra Tech Implant System Japan Meetingで講師をしてきました\(^o^)/

2012年11月09日 | Weblog

先日の日曜日、11月4日、

東京で開催されたAstra Tech Implant System Japan Meeting が開催され、

スピーカーとしてインプラント審美のパートを担当させていただきました。

この大会は、アストラテックというインプラントメーカーが4年に一回開催している、

ある意味お祭りのような学会で、国内外のスピーカーが講演を行います。

僕も、2008年の前回大会に引き続き、スピーカーとして登壇させて頂き、

「Treatment Planning for Adjacent Implant Esthetics」という演題で、

審美的に重要な上顎前歯の多数歯の欠損に対するインプラント治療について発表してきました。

 

 

連休にもかかわらず、会場は600人近くの参加者でほぼいっぱいです。

 

演者紹介を受けた直後ですが、スクリーンにも写っていたんですね 

ネクタイが引っかかって曲がってます(残念)

 

こんな感じで進めます。かなり緊張しています

 

講演終了後、座長をしていただいた尊敬する行田先生から、記念品をいただきました。

自分としてはまずまずのできで、87%(←微妙な数字)ぐらいは予定通り伝えることができ、

4年前からの成長ぶりは見てもらえたかな?と思います(笑) 

 

そして、大会終了後のカクテルパーティーで、

たくさんの先生がたから、ありがたいお言葉をいただきました

特に、特別講演で招聘されていた、南カルフォルニア大のHoma Zadhe先生には、

僕の直後の彼の講演の中でも取り上げて頂いてお褒めの言葉をいただき、

さらにパーティー会場でも、かなり高い評価のお言葉をいただきました

とても大きな自信になります。

 

いつもお世話になってる東北大の高橋教授や、座長をしていただいた行田先生らと。

 

こういった講演の準備をしながらいつも思うことですが、 

日々最新のevidenceを学び、evidenceに基づいた理にかなった治療を日々きちんと行い、

その結果をきちんと記録として残していくということの積み重ねが、

いかに重要であるかということを、再々々々々々認識させられました。

そして、僕の治療プランを受け入れてくださって、最後までついてきてくださる患者さんには、

いつも感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。 

また、次の舞台を想定して、日々精進していきたいと思います