イタリアワインをこよなく愛する名古屋の歯科医ブログ

イタリアワイン好きの名古屋の歯科医が、診療室でおこる日々の出来事や、その日出逢ったワインのことを綴ります

訃報つづきです

2009年06月26日 | Weblog

僕らの世代の、中学、高校時代のアイドルが相次いで逝ってしまいました

大好だった海外ドラマ「チャーリーズエンジェル」のファラ・フォーセット、
そして「King of Pop 」マイケル・ジャクソン

マイケルは朝起きてびっくりでした

アルバム「Thriller」は高校生の頃ほんとよく聴きました
「Beat It」のエディ・ヴァン・ヘイレンのギターソロなんて今でも口ずさめます(笑)


合掌です


そして、昨夜はカーネルズバーで第四木曜月例ライブの日
則さん&カッシーの「RUBBISH」のライブと、
ヨシダタダヨシ氏の非常にためになるDJプレイです

ヨシダ氏は忌野清志郎トリビュートという感じで清志郎やThe Timersを
またまた解説付きでかけてくれました

忌野清志郎は偉大ですね、反核や反体制的な歌詞も
この人が歌うとスパット音にのっちゃいます

僕も最近、清志郎のDVDをアマゾンで買いまくってますが、ほんとにかっこ良いです

昨日、ヨシダ氏もかけてくれましたが
井上陽水と共作の「帰れない二人」は名作です

ヨシダ氏によると、売れてきていた陽水の家に、まだ売れてない清志郎がやって来て
この曲を二人でつくり、名作「氷の世界」に収録したそうです

清志郎はこの曲の印税で結構食いつないだとか。。。

レコードでは二人で歌っている音源はないそうですが、
YouTubeにはたくさんありました


いいですね~

清志郎が亡くなった後、陽水はこの曲をライブで歌い、
途中、声をつまらせていたとか、二人の友情を感じますね

RUBBISHさんもRCの「スローバラード」をやってくれたりで、
昨夜もとても楽しくてためになるライブでした


新兵器投入!

2009年06月19日 | 歯医者のはなし

今週、ナディアパークデンタルに、
インプラント手術に有用な新兵器がまた一つ投入されました

先日のDr. Yumのセミナーで教えてもらい、すぐさま導入です

その名は ”メディフュージ”



採取した血液を遠心分離にかけ、
血小板とフィブリンを多く含んだ、
Platelet Rich Fibrin (PRF) とか、Concentrated Growth Factors (CGF)と呼ばれる
ゲル状の層を作り出す装置です


再生医療の三要素というと、
細胞-cell, 足場-scafford, 増殖因子-growth factor ですが、

このCGFは、増殖因子をたくさん含んだ血小板と、
再生の足場となるフィブリンからできたゲルなので、
インプラント治療の際に骨を増やす手術をする時等、大きな力を発揮してくれます


同じようなもので、約10年前からPlatelet-Rich Plasma(PRP)という物がありましたが、
採血量が多かったのと、ゲル化させるのに血液凝固剤を添加する必要があったりで、
少しブームが去っていた感じでしたが、

このCGFは採血量も10ccと少なく、
遠心分離の回転数と時間の調整で、血液中の凝固因子を刺激し
添加物無しで、ゲル化した血小板とフィブリンを取り出す事ができ、
ものすごく使いやすくなっています

薄く延ばして膜状にする事で、
これまで骨再生のバリアー膜として使っていた
コラーゲン膜の代わりに使う事もできます
当然CGFは自己血由来ですので、
コラーゲンのような動物由来の材料の使用を少なくでき、手術の安全性も高まります


まず、血液を10ccとります


そしてメディフュージで13分間遠心分離にかけると


こんな感じの黄色いゲルが取り出せます

この中には、再生に必要な物がぎっしり詰まっています

昨日のオペで早速使用しましたが、今日消毒でいらした時に視てみると
傷の治りが早くてきれいなのに驚かされました
創傷治癒に必要な増殖因子がたくさん入っているからでしょうね


このCGF、様々な使い方の可能性があるかと思いますので
また、Yum先生に教えてもらわないといけませんね

自分の血液を使うという事で、
安全性やコストの面で、患者様にも大きなメリットがあると思います

歯科用コーンビームCT、ピエゾサージェリーと並んで、このCGF
ナディアパークデンタルでのインプラント治療になくてはならないものに
なっていきそうです


もう一人の盲目のピアニスト

2009年06月15日 | Weblog

今月7日、日本人として初めて
ヴァン・クライバーン国際音楽祭で優勝した、
盲目のピアニスト「辻井伸幸」さんが話題になっています

今朝も「特ダネ」ですばらしい演奏を披露してくれていました
YouTubeでもいくつか演奏シーンをみることができます

クラシックは勉強不足で詳しくコメント出来ませんがが、
なんかものすごくパッションを感じる演奏です

9歳で国際舞台にデビューして、現在まだ20歳
今朝は、12歳のときに作曲したオリジナル曲も演奏していましたが
すごいとしか言いようがありません

この才能をのばした、お母さんの子育て本も売れているようです


そしてもう一人、すごい才能をもった盲目のピアニスト&シンガーがいます

木下航志(きしたこうし) 弱冠19歳、

和製スティービーワンダーと言う意味と日本の奇跡と言う意味をかけて、
「ジャパニーズ ワンダー」と呼ばれています



これは、スターダストレビューの名曲「木蘭の涙」を
スタレビのボーカリスト根本要さんと共演してる映像です

まだ、荒削りなところはありますが、
力強くて、何とも言えない、心ふるわされる声をしています

生で聴くと、もっと心に響いてくるのではないでしょうか

ライブ見てみたいですね、名古屋に来ないかな




アジアの先進医療の中心は韓国へ?

2009年06月13日 | 歯医者のはなし

今日は、副院長のトミシン先生と一緒に、
日本ピエゾ臨床研究会主催の
ピエゾサージェリーのハンズオンコースに参加してきました

講師は、韓国のピエゾサージェリーの第一人者、Dr. Yum Moon-Seopです



韓国ははこの分野で世界をリードしており、
オリジナルのテクニックをたくさん開発しています

ナディアパークデンタルでもこの機器を導入後ほぼ1年経過し、
インプラント手術において、なくてはならないものになっていますが、
まだ、その能力を完全に使いこなしきれていない感じがあったので、
ガッツリ一日勉強してきました

いや~今日も勉強になりました、
1年使って疑問に感じていた部分がほぼ全てクリアーになりました

特に上顎のインプラント手術には、今後さらに威力を発揮しそうです


ところで、最近よく話題に上がる事ですが、

こういった先進医療の現場において、
日本は韓国に先を越されていきつつある感じが、
ひしひしと感じられるようになってきました

実際、こうして韓国のドクターから学ぶ機会も増えてきました

皆さん「ドラッグ・ラグ」という言葉をご存知ですか?
海外で認可された最新の薬が、日本の厚生労働省の認可がなかなかおりず、
日本国内で使用できるようになるまで、数年かかってしまうという話です

その間、海外ではさらに新しい薬が開発され、
日本での認可がおりた時には、既に次の世代の薬が発売され、
日本はあたかも在庫処理のような状態になってしまうことがあります
(実際は在庫ではありませんが)

一方、韓国ではアメリカのFDAの認可がおりた医療品は、
そのままタイム・ラグなく韓国国内で使用可能となってます

医療品メーカーにとっても、
FDAの認可をとるのに莫大なコストをかけ、
その後、厳しい日本の認可をとるために、再び莫大なコストをかけて、
何年か後に認可を得て発売できたとしても、
市場的には既に時遅しという感じになってしまい、
かけた費用が回収できないなんて事になってしまう可能性があります

となると、アジアのマーケット全体を見渡した時に、
日本より、韓国を中心に考えるのは企業としては必然ですよね

実際、
医薬品・医療機器メーカーのアジア戦略は韓国中心に動き始めていると聞きます
日本の勉強熱心なドクターたちは海外で新しい治療法を学んできても、
その材料や機器が日本では手に入らないという困った状況が
現実に山ほど出てきています
(医師の責任による個人輸入という世界に類を見ないグレーな方法が存在しますが)

これって、国民の利益に反する、かなり憂慮すべき状況になっいると思いませんか?

アジアや中東のお金持ちは、最新医療を求めに、
自費専門の豪華な最新設備をそろえた韓国の病院に、治療に来ているそうです

韓国に対するライバル心が皆無ではないので、
このような状況はちょっとつらいですよね

厚生労働省はこのような事態をどう考えているのですかね?
安全という事は重要ですが、ここまで世界においていかれると。。。

まあ、与えられた環境の中で精一杯頑張るしかありません


さて、今日の講師のYum先生のオフィスはソウルにあるのですが、
そのネーミングにちょっとびっくり(笑)

「Seoul Top Dental Clinic」です「トップ」がついてます



しそ味噌

2009年06月09日 | Weblog

毎年、梅雨入り前のこの時期

友人からうれしい頂き物をします

ここ数年は、これが来るのを待ってる感じです


それは


「しそ味噌」

友人のお父上のお手製なのですが、
赤しそとじゃこを赤味噌とごま油と唐辛子で
あえてあるというか炒めてあるというか、
ちょっとピリ辛で、何とも言えない旨味があって、
佃煮みたいな感じの、まさに「ご飯の友」のようなものです(わかりにくいよね?)


友人のお父上のルーツの中津川地方に伝わるものだそうですが、
赤しそがとれるこの時期にしかできない、季節ものなのです

これがあると、ご飯が何杯でもいけちゃいます
そうめんなんかにもよく合います
これをつまみに冷酒もいけます



ほんと何につけてもおいしくて、くせになる味なんです


毎年、二瓶いただきますが、2週間でなくなります

そして、また来年のこの時期までおあずけです


土地に伝わる味と、季節とともに届く味、

残していきたい、日本の文化の良いところですね


昨日はアストラテックインプラントセミナー

2009年06月01日 | 歯医者のはなし

昨日は、

名古屋栄で、アストラテックインプラントのセミナー講師をさせていただきました



最近は定例化してきた感があって、ほぼ同じ内容で3回目ですが、
内容はすこしづつマイナーチェンジをしていますので、熟成感が出てきました(笑)

今回はアドバンスコースという事もあって、経験者の方が多く、
質問もたくさん出て、楽しく有意義な感じでできたかと思います。



皆さん熱心に実習されています



今回も豚の顎を使っての実習がメインでしたが、
私、豚のオペはほんとにうまくなってしまいいました(笑)

いつもセットししてくださる、アストラテックの山本氏


お世話になりま~す
また、良いセミナー開いていきましょう