なぜだか泣けるのです

４月２５日（月）

震災が起こった３月１１日。
その次の日の３月１２日は九州新幹線全線開通の日でした。
九州新幹線が通ると決まってからは、誘致の話題や新駅舎完成の話題や、新幹線にまつわる色んな話題を耳にし、実際に新しい線路や駅舎を目にし、ワクワクした気分を味わったりもしました。
沿線の活性化を望む人たちにとっては待ちに待った開通でした。

そして震災。
テレビ番組は震災報道一色に染まり、広告は全てＡＣ。
九州新幹線も、次の日の全線開通の日に予定されていた記念式典などのイベントは全てキャンセルになり、とても静かにひっそりと旅立ちの１歩を踏み出して行きました。

実は、この新幹線が開通する直前、虹色に染めた九州新幹線にカメラを載せて沿線を撮影し、それをＣＭにするという企画が行われていました。
「あなたもウェーブに参加して下さい」とか、「カメラは進行方向に向かって左側です」とか、「雨天決行」とか、ＪＲ九州のＣＭで情報が小出しにされ、地元の夕方の情報番組などでも取材が行われ、録画の日を迎えました。
実際は１時間半ほどで走る鹿児島－博多間を３時間以上かけてゆっくり走った虹色の新幹線。
そのＣＭがやっと４月２３日から放送されるようになり、（私は見ていないのですが）スッキリという情報番組でも放送されたとか。



これを見て、なぜだか泣けてきました。
みんな待ってたんだなと思って。嬉しいんだなと思って。思いは１つなんだなと思って・・。

東北新幹線も２３日から運転を再開しましたね。
日本は１つに繋がりました。
まだまだ課題は山積みです。復興までにどれほどの時間とお金がかかるか分かりません。
でも日本は１つ。それを忘れない！

ココで、ＣＭの他のバージョンやウェーブ時の写真なども公開されています。
あとＹｏｕ　ｔｕｂｅ内で「九州新幹線ＣＭ」で検索すると、地元の情報番組で放送されたＣＭ撮影の裏側とかも見れます。
ぜひ見てみて下さい。
そして皆さんも泣いて下さいね。