都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

値上げと京都のラーメン

2008-10-05 10:59:02 | 食べ歩き

最近は何でも値上げが多い。特に麺類は小麦粉の値上がりにつれてか顕著である。近くのうどんやラーメンも2割位は値上げとなった。<o:p></o:p>

大体、ラーメンとタクシーの初乗り料金は同じと聞く。手元に「京味百選」(國分綾子 淡交社 昭和38年(1963年))があり、当時の松葉のにしんそばは120円とある。いまは1,100円だから、約50年で10倍(年率5%換算になる)となる。最近のデフレが異常であったのだろう。1970年代に牛丼は300円であったが、この前まで280円であったし。<o:p></o:p>

それにしても、久々の値上げは堪える。きつねうどんで700円を越すと何事かと思う。京都の下京区に大弥食堂というのが朝から開いていて280円である。すべからくこのくらいの値段が良い。これに比べると、山元麺蔵や岡北は「グルメうどん」であろうな。<o:p></o:p>

ラーメンで京都のお値打ちでお奨めは、左京区役所の北東の「東京ラーメン」でなんと400円であり、麺は多く、もやしもはいり、スープはニンニクと脂風味でコクがある。但し御高齢のご夫妻のため時々お休みが多い。次は、壬生の「珍元」、生姜風味でチャーシューが一杯で450円である。朝の10時からやっている。なんとも懐かしい味がする。丁寧な応対である。三条京阪にも「篠田屋」があり中華そばが450円である。初めから胡椒が振られているのがなんとも良い。もうひとつは烏丸錦の「英多朗」がある。うどんのお店だが、ゆずラーメンか中華そばが600円で美味しい。ここは確か11時の開店直後行けば100円引きになり500円で満足できる。<o:p></o:p>

これらのお店を食べ歩く方は少ないでしょうが、「貧乏京都シリーズ」にでもお役立て下さい。<o:p></o:p>

なお、最近、瞠目すべき和風中華そばに出会った。「いとう」という船岡温泉近くの定食屋で600円である。スープは和風で奥行きがあり、胡麻油風味である。チャーシューはベーコンのようなお味でスープに厚みをつけている。なんと、若布が入っているが、磯臭さが無くしこしこしている。メンマも蒲鉾も美味しい。特筆すべきはしなやかで腰のあるつるつるの細麺である。するする、しこしこ美味しい。岡北の中華そばと双璧である。なお、お食事後にもれなく、小さな籠入りのお菓子をすすめられます。デザートつきの定食屋は初めてです。お茶も美味しいし、和めます。(禁煙なら更に良いのですが)思わず、一口サイズの粟おこしを30年ぶりくらいに食べました。<o:p></o:p>

ここを上がったところにある大徳寺の高東院は私のお気に入りの佇まいがあります。<o:p></o:p>

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