速報 イタリア地震を予知していた学者 「毎日新聞ローマ発」

　4月5日にイタリア・ラクイラ市で発生した地震は死者150名以上に上る被害を出しています。
この地震の予知をラクイラ市在住の学者ジュリアーニ氏が、事前に分析して「大地震の発生」が近いと避難を市民に呼びかけていました。
しかし、市当局は「パニックになる」とジュリアーニ氏に自粛を求めていた事が判明しました。

　同地域の災害救助隊によると、今年1月から200回に及ぶ微震が確認されていたと言う。

　ジュリアーニ氏は「地下の岩盤から放出されるラドンガスの量で地震が予測出来た」と研究の成果を発表した。その研究は現在も続いていると言う。

　イタリアでは、　1980年に中南部エボリ地震でも2735人の死者が出ている。
毎日新聞より抜粋

http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20090407k0000e030054000c.html

　当、学者であるジュリアーニ氏は、当局に訴えられたとの情報もあります。
詳しい現地情報は下記アドレスへ
http://www.lachirico.com/2009/04/07/abruzzo-2/

　住民の人命と財産を守る事に精通したジュリアーニ氏が、訴えられた事は非常に遺憾な事と考える。ベルルスコーニ首相の今後の政治決断が問われている。


写真・ラクイラ市　ジュリアーニ氏　「毎日新聞より転写」