北へ南へ、東へ西へ

旅と山歩き・街歩きの記録です 今を語りながら過去も振り返って

ウニ丼目当てに歩きました 礼文島:北海道礼文町

2007-05-30 12:25:54 | 山歩き

 今頃から、いよいよ礼文島は花盛りを迎えます。
 昨年の礼文島は正に歩きの連続でした。北の船泊から、へリーの着く香深を経て、南の知床まで、端から端へ東海岸に道路は1本走っています。船泊の海岸線です。北の果てと感じました。



 西海岸へは、北はスコトン岬まで道があります。途中から、レブンアツモリソウの群生地を通ってスカイ岬までも、車が入れます。フェリーターミナルの香深からは元地港を経て、元地海岸までバスが行きます。道路は、そこで行き止まりです。東海岸の中央あたり香深井から、島の中央の背骨部分に、南に向かって元地行きの道路にぶつかるまで、林道があります。(個人のサイト「礼文島を歩こう!」の中に自動車道の図があります。
) 
 主な道路はそれだけです。市街地や港、西海岸のゴロタ浜などには、生活道路がありますが、車で走り回れるところではありません。時折林道に、フェリーで渡ってきた車やレンタカー、モトクロスのオートバイで観光客が入ってきますが、せっかくの静けさが台無しです。植生への影響も懸念されます。礼文島に渡った次の日、トレッキング初日は香深井から林道を通って、元地まで歩きました。



 途中ウスユキソウの群生地や、礼文草をはじめ高山植物のお花畑があります。観光バスのツアーは、ポイントまでバスで移動し、30分ほどの距離を徒歩で見物して、次のポイントまで又バスで移動します。林道奥までは、入ってきません。
 林道の元地側の入り口近くにツアー用のそのポイントがありました。何十人もの観光客とすれ違いました。バス道路には駐車場はありませんから、何台もの観光バスが道路に待機していました。特定の場所に人と車が集中するとどうなるか、悲しい結果にならなければよいのですが・・・。
 林道からは、東海岸の香深フェリーターミナルが見えます。



 西海岸の元地港も望めましたが、直接下りる道はありません。



 バス道まで出て、バス道を歩きました。元地のバス終点まで、この地点から2時間以上かかりました。バス終点が、道の終わりです。その先に観光ポイントの「地蔵岩」がありました。



 到着が大幅に遅れましたが、無理矢理やってきたのは、「ウニ丼」です。寂しい道のその先に、食堂、おみやげ屋、店先でイカやソーセージを焼く店売りが数店軒を並べていました。食べたい!はやる心から、手ぶれを起こしました。いゃ~・・おいしかった~~。ウニ丼!



 ウニ丼を夢想しながら、道路をひたすら歩いているすぐ脇の海岸には、1人乗りの小舟で漁師さんが、水中を覗いてなにやら取っていました。正にウニ漁の真っ最中です。海岸際の浅瀬ともいえるところで、箱めがねで水中をのぞき込み、ヤスかタモか分かりませんが、黙々と漁をしていました。
 突如サイレンとスピーカーの声が流れてきました。ウニ漁の終了の合図です。時間を限って、資源保護に励んでいるのでした。この努力が、何時までも、おいしいウニ丼が食べられる元になっているのでしょう。これも、地球に優しい心がけです。
 
 



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4 コメント

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Unknown (グラウカ)
2007-05-30 19:18:28
こんばんは。ウニ丼美味しそうですね~一度でいいから思い切り産地で食べたいです~(^^)
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Unknown (koba3)
2007-05-31 09:26:18
おはようございます。目の前の海で獲っています。臭みは一切無く、とろっと甘~いのです。やはりバフンウニですからやや高めですが、値段に代えられません。といっても、東京で食べるのに比べれば、もちろん特安でした。写真のお椀は、ウニ汁、これも又・・・!!
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Unknown (志村 建世)
2007-05-31 22:41:18
すごい行動力に感心しています。金とヒマさえあれば、誰にでもできるというものではありません。この情熱の源泉は、何なのでしょうか。「自然への回帰」ですか。それとも「自分の限界への挑戦」ですか。
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Unknown (koba3)
2007-06-01 09:23:33
志村さん おはようございます。それほど大仰なことではありません。家にじっとしていられないだけです。何でも良いのです、無性に、空が、水が、木が恋しいのです。以前志村さんが書いておられた、水の中でほっとする、胎内を思い出す、そんな感覚なのでしょうか。
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