最近の旅は殆ど車での移動になってしまいました。かっての列車の旅では、駅ごとのお土産・物産や駅弁など、又、観光地では駅前に並ぶ土産物店をはしごしたり、派手派手に旗や看板を掲げた食堂で名物を食べ歩いたりの楽しみがありました。高速道料金上限1000円となって遠距離の移動には有利ですが、旅の楽しみにはいささか難があります。高速道は地形にも依りますが、最短距離での道造りとなりトンネルも多く、市街地での遮音壁で満足に景色も楽しめません。S.Aも最近ハイウエーオアシスなど物産館や複数の食堂を備え、それなりに楽しめるようになりましたが、まだまだ特定の場所のみで、多くは在来型の特徴のない売店や食堂しかなく、変化に乏しいのが実情です。その点各地で次第に数を増し、自治体が力を入れているのが「道の駅」です。もっとも、その規模コンセプトは雑多で、遠回りして寄ってみたもののがっかりしたり、逆に思いがけない“拾いもの”に出会ったりします。
旅の3日目・5月5日、小松のホテルから九頭竜川沿いに岐阜県郡上八幡に向けて走っていた時、石川県内の「瀬女」福井県に入っての「九頭竜」の道の駅は、時間が早い、といっても開場時間の9時は過ぎていましたが、朝市のワゴンはまだ空の状態、、売店も商品を並べる準備段階、観光客の少ない路線でやむを得ないと思うものの拍子抜けでした。峠を越え岐阜県に入り、国道158号美濃街道は国道156号が越前街道から飛騨街道と名を変える地点へ合流し、郡上八幡に向け走っていると看板がありました。待望の「道の駅:古今伝授の里やまと」です。
高速道東海北陸道は最近の全通ですから、永らく越前・飛騨街道は奥美濃から飛騨・越前への観光産業道路でした。街道沿いの賑わいも当然の如くです。「やまと」は、温泉施設も備え、レストランもメインがあり、麺の店、郷土和食と複数ある上、インストアーベーカリーで豊富なパンや自家製アイスクリーム売り場もありました。ひとまずレストランで落ち着き、庭の花壇の季節の花を楽しみました。
駐車場の端にはログハウスが建てられていますが、何の目的か分かりません。トイレではないのですが、周りの山の緑とマッチしていました。
レストラン、物産館などに囲まれたロフト?パーゴラ?と呼ぶのでしょうか中庭には椅子テーブルが置かれ、売店の焼きたてパンや鮎焼き、団子で憩う人で溢れていました。
片隅では、イベントなのでしょうキーボード・バイオリンなどのミニコンサートが開かれていました。
東京では終わってしまった藤の花が、訪れた遠来の客をもてなしてくれました。
最近地方に出る時は、「道の駅」が目標の一つに入っています。そのため、あえて高速道を下り、一般道を走ることもあります。専門のガイド本も発行されており、レストランや物産の情報を仕入れて、立ち寄り先を調べてコースを決めますが、“百聞は一見にしかず”のことわざ通り、行ってみて?!?さて・・・!が実情です。
GW期間はおおむね好天に恵まれましたが、ちょうど5月5日の夕方から崩れ始め、6日は雨模様となりました…
駐車場に設置されていたログハウスですが、通称「DECOハウス」といいまして、郡上市の9割を占める森林の有効活用を目的として昨年初夏に建てられました。田舎暮らしの拠点としてセカンドハウスを構えられる方々へのPRを担っています。
ちょっと説明不足でしたね。
郡上も初夏の陽気となってきました。もうすぐ鮎釣りが解禁となり、郡上踊りの季節がやってきます。
またこちらにお越しの際には、温泉にもお立ち寄りくださいね。お待ちしてます。
ログハウス、帰り際に気が付いたので、確認出来ませんでした。「やまと」webサイトの写真は建設前の様で、写っていなかったのです。
旅に出れば可能な限り「道の駅」に寄りますが、この時も3箇所目でしたが、前2箇所は期待はずれでしたが、「やまと」で満足出来ました。