青空にたわわに実った赤いリンゴ、視界いっぱいにりんご園が広がっている。自分でリンゴ狩りしてもよし、園でお客に対応している人に頼んでほどよいところをもいでもらもよし、観光農園なのかリンゴ農家なのかのんびり楽しめる。
3日祝日、青空を求めて早々と新潟県から群馬県へ逃亡してきた。「原澤一作農園」子供がまだ二人だった頃だから36年以上前になる。関越道が東松山か、前橋まで延長された頃か、いずれにしてもスキーシーズンだけでなく山登り?山歩きに、三国峠(トンネルだが)越えで魚沼へ遊びに行っていた頃の秋、帰路17号線を走っていて立て看に「原澤一作農園・リンゴ狩り」とあって時間に余裕があったので狭い脇道を上っていった所にこのりんご園があった。一帯にはリンゴ農家が多くあり出荷の最中であった。梯子に登りいくつかリンゴをもいでその場で食べたが東京で買ったものとは格段に味が良かった。
それ以来シーズンには配送を依頼していたが、送るにはまとまった量の注文が必要で、消化している間に鮮度が落ちてしまい味も落ちてしまう。流通の整備も進みスーパーでも採りたてのリンゴが買えるようになり、いつしかこの農園への依頼は途絶えていた。久し振りに17号線三国越えしてきたのでおいしいリンゴをお土産にしようと立ち寄った。片隅に釣り堀が作られていて、家族連れが興じていた。
奥に母屋が見えていたが、小屋の存在は記憶にない。軽食も提供出来るようになっていた。
前日の湯沢の雨の散策に比べ、赤いリンゴと青空と!至極の時を過ごした。
湯沢の宿を出て山鳥原公園に立ち寄る前だったが、新しい道の駅「みつまた」が出来たと聞いていたので寄ってみた。初期の道の駅のバラック造り程度からみると、新設のそれはモダン(古!)で洗練された設計がされている。
以前からあった「街道の湯」に隣接していた。この辺りの紅葉も盛りであったが朝9時前、谷間に当たるこの辺り山に日が遮られ鮮やかさは今ひとつであった。
山に囲まれたこの地域では農地は余り見かけない。果樹造りも盛んではないようだ。農産物直売のスペースは狭く、期待出来そうにない。時間前に着いてしばらく待っていたが、他の道の駅ではこの時間軽トラで農産物を運んできた農家の車が頻繁に出入りして活況なのだが、ここではその姿はなかった。もっとも、山菜やキノコの季節にはそれなりの品が並ぶ!・・・定かではない。唯一苗場山、谷川連峰はじめ登山には有数の土地、登山やアウトドア用の品が豊富に整えられていた。つい忘れてしまったり予定外に山へ・・・となった時ここで殆どの品間に合いそうだった。
先日の長野でもリンゴ畑をたくさん見て嬉しかったです。