きのうの続き。
私も若い時期は、
肉体が健康ですから、活劇が好きでした。
赤ひげを劇場で初めて見た跡、
一番印象に残ったのは、ヤクザたちと赤ひげの乱闘シーンでしたからね。
そう云う年代なら、
用心棒や椿三十朗のような映画が文句なしに楽しい。
しかし、年代が上るに連れ、
わずかなりとも、人を動かす立場になる。
そうなると、ただ命令をするだけでなく、
相手の心理を読みながら、物言いもするようになる。
人を使うと云うのは、
人に使われるよりは、はるかにむつかしいことですからね。
相手にも、
自らの意思で機嫌よく働くように、持って行く必要がある。
そう云うことが分かってくると、
芝居や映画を見るにも、登場人物の心の動きに興味が行くようになる。
落語なんかは、
「ああそうだなぁ」、
「誰だって、そう云う時は、
ついそうしてしまうよな」などと思う箇所があると、
登場人物が愚かしいだけでなく、生きている人間として共感してしまうのですが、
映画や芝居でもそう云う見方をするようになる。
結婚し、子供ができ、
子育てともなると、ただ叱るだけでなく、
なだめたり、すかしたり、おだてることも必要となる。
しかし、家庭何にはもっと手強い敵が居る。
なにしろ、この敵は、家庭内一の権力者、
結婚当初はともかく、
五年もたてば貫禄も出てきて、一筋縄では行かぬ強敵に成長。(笑)
そう云う風に、
仕事でもまれ、家庭で苦労するうち、自分の中身が変化して行く。
これを成長と云うのはやさしいが、
単に「肉体と気力の衰え」と云われてしまうと、
そうかなと思ってしまうのが、カナシイ。(笑)
私も若い時期は、
肉体が健康ですから、活劇が好きでした。
赤ひげを劇場で初めて見た跡、
一番印象に残ったのは、ヤクザたちと赤ひげの乱闘シーンでしたからね。
そう云う年代なら、
用心棒や椿三十朗のような映画が文句なしに楽しい。
しかし、年代が上るに連れ、
わずかなりとも、人を動かす立場になる。
そうなると、ただ命令をするだけでなく、
相手の心理を読みながら、物言いもするようになる。
人を使うと云うのは、
人に使われるよりは、はるかにむつかしいことですからね。
相手にも、
自らの意思で機嫌よく働くように、持って行く必要がある。
そう云うことが分かってくると、
芝居や映画を見るにも、登場人物の心の動きに興味が行くようになる。
落語なんかは、
「ああそうだなぁ」、
「誰だって、そう云う時は、
ついそうしてしまうよな」などと思う箇所があると、
登場人物が愚かしいだけでなく、生きている人間として共感してしまうのですが、
映画や芝居でもそう云う見方をするようになる。
結婚し、子供ができ、
子育てともなると、ただ叱るだけでなく、
なだめたり、すかしたり、おだてることも必要となる。
しかし、家庭何にはもっと手強い敵が居る。
なにしろ、この敵は、家庭内一の権力者、
結婚当初はともかく、
五年もたてば貫禄も出てきて、一筋縄では行かぬ強敵に成長。(笑)
そう云う風に、
仕事でもまれ、家庭で苦労するうち、自分の中身が変化して行く。
これを成長と云うのはやさしいが、
単に「肉体と気力の衰え」と云われてしまうと、
そうかなと思ってしまうのが、カナシイ。(笑)