漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

堅いふんどし

2020年02月06日 | せけんばなし
人が人生を懸けた大勝負をする時、
その懸命さや 気合の入り方を表現して、

「乾坤一擲」などと言いますね、
 これで読みは「けんこんいってき」。

昔はワリとよく聞いた言葉です。

私は子供のころ、
耳から入った この言葉を、

どう云う分けか、
「フンドシを締めなおす」ことだと思ってました。 

まぁ、気持ちを引き締める時に使う、
そう云う言葉もありますから混同してたんでしょうね。

あとから考えると、
「堅い」と「褌(ふんどし)」を組み合わせた

「堅褌」で、
「ケンコン」と思い込んでいたかもしれない。(笑)

この褌、
古くは「たふさぎ」と言ってたと辞書に出てます。

語源としてイロイロ出てますが、
まだ定説はなく「これだっ」とは決めかねるようです。

また、
「褌」には「みつ」と云う読みもあると出てます。

今でも、
大相撲中継の時、

NHKのアナウンサーが、
「朝の山、左前ミツをつかんだ」と実況しますが、

アレ、漢字で書くと、
「左前褌を掴んだ」と なるんですね。

決して「さぜんこんを」じゃあない。 (笑)

なんだか、チョット おもしろかった。



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