漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

討論と喧嘩は違う

2021年10月10日 | 政治・経済・こぼれ話

五日ほど前かな、
デイリースポーツにこんなコタツ記事が載ってました。

あ、コタツ記事と云うのは、
テレビやなんかで得た情報をそのまま書いた記事のことで、

つまりは取材何ぞと云う面倒な事をせずとも、
「コタツに入ったままでも書ける」と云う記事の事です。

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 5日のTBS「ひるおび!」に野党幹部の、

 立憲民主・福山哲郎、
 共産党・小池晃、
 日本維新・松井一郎、
 国民民主・玉木雄一郎の各氏が出演した。

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その中で野党の候補者1本化がテーマとなり、
立憲民主党と共産党が選挙で協力すると云う話になり、 

維新の松井氏が、

「共産党さんは日米同盟破棄で、自衛隊は違憲ですよ、
 立憲民主党さんはよくぞ覚悟を決めたもんですな」と皮肉ると、

立憲の福山氏が、

「閣外からの限定的な協力、
 政権の中に入って頂くわけでない」と反論、

共産の小池氏も、

「独自政策は持っているが、
 政権の中に持ち込むことはない」と返した。

 その後は、各氏激しいバトルとなり、

「共産党は日米安保基軸でいいんですか?」
「選挙目当ての談合」などの応酬が交わされヒートアップ、

司会者が「ちょっと、すみません」と制止し議論を打ち切る騒ぎとなった、のだそうな。

強い与党と戦うために、
弱い野党が選挙で手を組む、と云うのは分かりますが、

根本的に国家観が違う者同士が組んでは
「選挙目当ての野合」と批判されても仕方ない。

自民党に勝つためには、
「野党同士で揉めてる場合じゃない」と云う意見もあるとは思うが、

私は選挙前に討論して、
各党、考えの違いを整理しておくことは良いい事だと思う。

日本人は討論することを、
「喧嘩みたいで悪い事」と思いがちですが、

討論することで、
「互いを高めあう」ことにこそ民主主義の目的がある。

こう云う討論を国民が喜ぶようになれば、
司会者も途中で止めたりしなくなるだろうと思うのですよ、

討論の済んだ後、
互いに私怨を残さぬことは勿論ですがね。

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【野合】 やごう
 2 共通するものもないばらばらの集団が、まとまりなく集まること。

【私怨】しえん
 個人的なうらみ。

 

 

 


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