中国では
大量の債務を抱えた不動産会社大手がピンチだそうですが
この国の不動産と云うのは、
日本人のそれに対する感覚とはちょっと違うようです。
先日こんな記事を見かけました。
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中国の不動産バブルには、
かつての日本のバブルと本質的な違いがある。
中国の土地は国家所有で、
売買されているのは70年間の長期使用権にすぎない。
土地の使用許可はごく一部の権力者やその関係者が握っている。
加えて権力者たちは簡単に公共資産を私物化し、
土地価格を高騰させ、企業と結託して暴利を貪る。
中国で汚職事件が相次ぐ理由も、そこにある。
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つまり日本のように、
土地を個人なり会社なりが所有するのではなく、中国では国家から借りているだけ。
そうなると、
利用権なんてものは、お役人さまの意向次第でどうにでもなる。
今年三月、
遼寧省大連市のある区の共産党区委書記が、
「2714戸の住宅と142台の車を横領し、
不正に集めた資産が100億元(約1700億円)に達したと記事になった」そうですが、
この書記など、
地方の末端レベル程度の権力者だそうで、
このレベルでさえ、
これほど巨額の資産を貯め込めるのですから、
国家レベルともなれば「さぞや」とは誰しもが思う処。
日本のマンモス大学、
日大の理事が「二億円のワイロ」を受け取ったとかでニュースになってますが、
さすがは経済大国の中国、スケールが違いますな。 (笑)