漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

見たコトあるけど、名前までは

2019年10月12日 | テレビ 映画 演芸
映画って云うのは、
年齢によって見方が変わりますね。

きのう、
山田洋次監督の「息子」をテレビで見ながら、

そんなことを思ってました。

昔は、生き甲斐が見つからず、
職を転々とする息子の方から見てたんですが、

自身が、
隠居生活となった今では、

映画の中、
年寄りのひとり暮らしを案じる長男夫婦とのやり取りや、

次男に結婚相手ができ、
安堵の思いを見せる父親役の三国連太郎さんの目線から見てる。

それを見ながら、
我が同居人ドノが、

次男がやっと結婚した時、

「お父さんもこんな感じやったねぇ」つぶやいてました。

彼女は昔、
国際会館の前の通りを、

着物姿で散策する人と、
「あ、アノ人テレビで見たことある」と思いながら、

度々すれ違っていたそうですが、
それがこの映画にもチョッとだけ出ている

村田正雄さんだった。

いま、ネットで調べたら、
もとは新派の役者さんだったんですね。

見たコトあるけど、名前までは知らない、

そんな役者さんの名前や芸歴が、
簡単にわかるようになったのも、ネット社会のお陰ですな。



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