漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

公園の手品師

2020年10月12日 | はやり歌 文芸 漫画

「秋の歌」と聞いて思い出すのは、

デュークエイセスの歌う「小さい秋」とか、
渥美清の歌う「赤とんぼ」などなど、

他にもいい曲はたくさんありますが、
私に思い出深いのは「公園の手品師」かな。

幼いころ遊んだ、
無住の寺の境内に大きなイチョウの樹がありましてね、

秋になると、
黄色い落ち葉でいっぱいになる。

♪♪
  鳩が飛びたつ公園の
     いちょうは手品師 老いたピエロ

  薄れ日に微笑みながら 季節の歌を

   ラララン ラララン ラララン 唄っているよ 
                         ♪♪

この歌には、

幼い時に見た
クルクル舞い落ちる銀杏の葉のイメージがある。

コレ初めは映画の挿入歌として、
鶴田浩二さんが歌ったんだそうですが、

それから20年近くも経った1978年、

大坂の朝日放送が
ホームソングとしてフランク永井に歌わせたところ、

フランクさん自身がこの曲を大変気に入り、
コンサートでも歌い続けた結果、

地味ながらも次第に人気が上がり、
やがてママさんコーラスなどでもよく歌われるようになり、

ついには、
日本のスタンダード曲のひとつとなったんだそうです。

 

 


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