漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

数字が好き、おカネ持ちが好き、

2010年04月28日 | Weblog
つくづくと、
日本のスポーツマスコミは「数字」が好きナンダなぁと思います。

大リーグエンゼルス・松井秀樹選手の「千本安打」

ご本人が、
「千と云う数字に特別な感想はない」と言ってるにも拘わらず大きく取り上げてます。

面白いことに、
松井選手を取り上げた記事の殆どは、
エンゼルスの勝敗は、たいして気にしていないような書きぶりなんです。

ふつう、野球を見る人は、
ひいきチームがあって、「どちらが勝つか」を一番気にするはずなのにねぇ。

これは、つまり、
テレビや新聞のお客さんである、視聴者、読者が、

松井選手の「ヒット数」には興味が有っても、
エンゼルスの勝敗には興味がないからなんでしょうね。

処で、
小沢一郎さんが「不起訴不当」と云う事で、またテレビや新聞を賑わしてます。

検察は不起訴としたが、それは「不当」である、
つまり、「ぜひとも裁判にしなさい」と審査会と云う処が言った。

これに対し、小沢さんは、
「身にやましいところはない」と答えてます。

これ、ホンネなんだろうと思います、
少なくとも、ご本人は「やましい事をした」とは思ってない、

ただ、自分ではやましいと思ってないが、
世間から「小沢はいつも、現ナマで四億円持ってる」などと、

つまらぬ「後ろ指を指されやしないか」と、チト心配しただけ。

つまり、「四億円もの現金」を金庫に入れているからには、
きっと、「悪いことをしたに違いない」、と、

みんなに思われやしないかと心配しただけ。

そこで、
ここはひとつ、
「銀行から借りた四億円だ」と見せかけておこうか、と、しただけ。

それで世田谷とやらの土地を、その隠れ蓑(みの)代わりに使っただけのこと。

だから、
「身にやましいところはないんだろう」と、私も思いますよ、小沢サン。

でもネ、そんなに気を使うから、
ついつい国民は、「隠すからにはやましい(カネに違いない」と疑ってしまうんですよ。

最初から、
「オレは実力ある政治家だ、
 どうだ、現金だって五億や十億、いつでも出せるンだ」と言えば良かったのに。

日本人には、
数字が好きな人もいれば、勝敗の方が気になる人もいるように、

お金持ちが嫌いな人も確かにいるけど、
お金持ちのほうが好きな人は、もっといるはずだと私は思うのですよ。

だって、大多数の国民は、
「小沢さんがお金持ち」だってことは、とっくの昔から知っているのですから。






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