きのう、こんな報道がありました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
2019年の参議院選挙をめぐり、
元法務大臣の河井克行被告夫妻から
現金を受け取ったとされる地元議員ら100人について
東京地検特捜部は6日、全員を不起訴処分としました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
実際は広島弁でかわされたのであろう取り調べを
大阪弁風に書けばこんなことになるのではなかろうか。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「あんた、カネもろたんやろ」
「いえ、もろてません」
「そうか、そう言うんならそれでもエエけどな、
そう強情張るとこれからは毎日来てもろて調べんならん事になるで」
「・・・」
「わしもこんな面倒臭いこと早う終わりにしたいねん、
あんたが『貰た』て言うてくれたら、わしも楽やねん」
「・・・・・」
「わしはあんたが『やると言うからもろただけ』で、
自分から欲しいと言うた分けやないことは分かってる。
そやから、あんたが『もろた』言うても、起訴にはせえへん」
「?」
「裁判にはせえへんと云う事や、
裁判に せなんだら罪にもならへん、
あんたはこれからも堂々と生きて行けるというもんや、
『もろた』云うて楽になるか、強情を張って拘置所に入るか、
ま、ゆっくり考えたらええわ」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
水戸黄門のテレビドラマ風に云えば、
ワイロを渡した越後屋は財産没収の上島流しにするけど、
ワイロを貰った悪代官にはおとがめなし、みたいなやり方。
記者会見で、
「お金を貰っても不起訴という事では今後に悪い影響がでるのではないか」
記者から出たこんな質問に東京地検は、
「現金の返還の有無や公職を辞職したかなど、
それぞれの事情を考慮し選別、起訴すると云うのは困難」と答えています。
困難やから調べず、
全員不起訴とすると云うのなら「検察なんかいらない」、
私はそう思うんですが、
そう思う方がおかしいんでしょうかね。