漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

国土防衛

2021年09月06日 | 政治・経済・こぼれ話

半月ほど前かなぁ、
アメリカのマーク・ティッセンと云う高名なコラムニストが、

「朝鮮戦争以降、
 米軍が朝鮮半島から引き揚げていたら

 韓国政府は崩壊していただろう」と書いて物議をかもしてました。

主旨としては、
米軍はアフガンからは撤退するが、

「韓国に限らず、
 日本やドイツでも行われている米軍の駐留が、

 これらの国の平和と発展に貢献している」と言いたかったようです。

面白かったのは、
この記事に対する韓国のネットユーザーたちの反応で、

「韓国に米軍を駐屯させるのは米国の利益につながるから」とか、
「考えが古すぎる」など色々あったなか、

「いまや韓国の国防力は世界5位、
 経済は8位、文化や造船では1位で、日本も追い抜いた、

 自分の国は自分で守れる」なんてのもあったそうな。

韓国の人々が、
「日本を追い抜いた」と自信を持つのは構わないのですが、

朝鮮戦争当時、
韓国政府を守ったのが「国連軍と云う名の米軍」であったことは確か。

あの時もし、
米軍が居なかったら、

朝鮮半島は今ごろ、
北朝鮮政府が統治する独裁国家となっていたことでしょう。

そのあたりの認識が、
日本人も含め、今の若い人には欠けているかもしれません。

国土防衛の多くの部分を、
アメリカに、頼っている今の日本にとって、

アフガンからの米軍の撤退は、
「自分たちの国は自分たちで守らなければならぬのだ」と、

真剣に考える処へ来ているのかもしれません。

 


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。