半月ほど前かなぁ、
アメリカのマーク・ティッセンと云う高名なコラムニストが、
「朝鮮戦争以降、
米軍が朝鮮半島から引き揚げていたら
韓国政府は崩壊していただろう」と書いて物議をかもしてました。
主旨としては、
米軍はアフガンからは撤退するが、
「韓国に限らず、
日本やドイツでも行われている米軍の駐留が、
これらの国の平和と発展に貢献している」と言いたかったようです。
面白かったのは、
この記事に対する韓国のネットユーザーたちの反応で、
「韓国に米軍を駐屯させるのは米国の利益につながるから」とか、
「考えが古すぎる」など色々あったなか、
「いまや韓国の国防力は世界5位、
経済は8位、文化や造船では1位で、日本も追い抜いた、
自分の国は自分で守れる」なんてのもあったそうな。
韓国の人々が、
「日本を追い抜いた」と自信を持つのは構わないのですが、
朝鮮戦争当時、
韓国政府を守ったのが「国連軍と云う名の米軍」であったことは確か。
あの時もし、
米軍が居なかったら、
朝鮮半島は今ごろ、
北朝鮮政府が統治する独裁国家となっていたことでしょう。
そのあたりの認識が、
日本人も含め、今の若い人には欠けているかもしれません。
国土防衛の多くの部分を、
アメリカに、頼っている今の日本にとって、
アフガンからの米軍の撤退は、
「自分たちの国は自分たちで守らなければならぬのだ」と、
真剣に考える処へ来ているのかもしれません。