漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

酷暑の夏に「地球温暖化」などを考えてみる

2013年08月16日 | 

暑いですねぇ、
何とかならないかと思いがらこんな本を読んでます。

さて、何にでも「はやり廃り」はあるものですが、
マスコミの論調や社会運動にもそれはあります。

つい三年ほど前はまでは、
「地球温暖化」や「自然環境保護」を唱えるのが全盛で、

テレビも新聞もその話題のない日は珍しいような状態でした。

処が、「原発事故」と「尖閣騒動」以来、
それらはどこへやら置き去りにされたような感があります。

もちろん地球の温暖化も環境悪化も、
決して解決した分けではなく、

依然事態は深刻で、
むしろ状態は悪化しているとさえ云えるようです。

では、温暖化の大きな原因となる
「二酸化炭素排出」は、主にどんな国がその原因となっているのか。

ベストスリーは、

題1位、 中国   29%
第2位  アメリカ 16%
第3位  インド  6%


さらにロシアが続き、我が日本は堂々の第5位で4%。

目立つのは中国の29%ですが、

やはり急激な経済発展は、
工場だけでなく、
石炭火力発電所の圧倒的な増設がその主たる原因のようです。

ただし、中国のことも弁護しておくと、

中国は国内で、
大量の二酸化炭素を排出して製造した工業製品を世界中に輸出しています。

これを逆に云えば、
中国国内で、
大量の製品が二酸化炭素を排出しながら製造される事により、

消費国の二酸化炭素排出を肩代わりしているのだ、とも云えます。

つまり、
「アメリカやヨーロッパ、日本などの先進国が、
 いくら自国で二酸化炭素排出量を規制しようとも」

一方で消費者が排出制限のない国から輸入品を買い続ける限り、

「地球規模でみれば、二酸化炭素の排出量は減らない」と云うことなのです。

ドイツ人女性の書いた本、
「気候変動」は、絵本のような仕上がりですが、

深い洞察に満ち、、いろんなことを教えてくれます。


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【インフォグラフィクス気候変動】
 エステル・ゴンスターラ/〔著〕 今泉みね子/訳

どこに原因があるのか?
どこに影響が現れているのか?
最新データと科学的モデルから、気候変動が見える!






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