漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

「おすもうさん」

2011年07月20日 | スポーツ
おそらく自分でも限界と思っていたのでしょう。

場所中に、魁皇の貸している年寄株、
「浅香山」が返却され、空き株になったと云うニュースを聞いて、

「引退は近いな」と思ったファンも多かったはずです。
   
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  大相撲・大関魁皇が引退
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豪快な上手投げで人気を集め、
勝ち星の通算最多記録をつくった大関魁皇(38)が、

名古屋場所10日目の19日、現役引退を表明、

「23年間の相撲人生は長い。
 簡単には振り返れないけど、すべての人に感謝したい。

 魁皇としての人生は最高でした」とのコメントを出した。

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魁皇を紹介するによく使われるのは「気はやさしくて力持ち」、

怪力を武器に取る相撲は、
近代相撲の力士と云うより、
昔なつかしい「おすもうさん」と呼ぶにふさわしい雰囲気があった。

愚直で真っ直ぐな相撲ぶりを見ていると、
自国力士を応援するモンゴルの人々にも人気があったと云うのがうなづける。

魁皇の引退年齢、38歳11ヵ月は歴代3位と云うことですが、
そのことを記す新聞記事に、
「4位の三根山」や「5位の松登」と云った名前を見つけて、

「なつかしいなァ」、と思いながら、
やがて、我が人生の来し方とその長さに思い至るのであります。

それにしても、
魁皇が抜けて、横綱・大関、すべてが外国人となるとヤッパリ衝撃的。

いづれはそうなると分かっていたのですが、
これはある意味、八百長騒動以上の「大相撲の危機」かもしれない。






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