仁義なき戦い 弁護士事務所対弁護士会篇

「払い過ぎた利子が返ってきますよ」、

テレビでよく見かける法律事務所のＣＭです。

今朝のニュースによると、

その「アディーレ法律事務所」が、
「業務停止２カ月の懲戒処分」だそうです。

素人考えながら、
このＣＭには以前から違和感を感じてましてね、

怪しげな金貸しが跋扈したバブル時代ならともかく、
いまでは法律も整備されたことだから、

合法的に契約して、
「承知の上で借りた利子なんだから、今さら取り返せないだろう」と云う気がしましてね。

だから、この記事を見た時は、
「ああ、やっぱり」と思ったんですがね。

ただよく読むと、
監督官庁から業務停止の命令を受けたんじゃないんですね。

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過払い金返還請求の着手金をめぐり、
事実と異なる広告を行ったなどとして、

東京弁護士会は１１日、
弁護士法人「アディーレ法律事務所」を業務停止２カ月の懲戒処分とした。

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私に詳しいことは分からないが、
「東京弁護士会」と云うのは、

“東京の弁護士さんが集まった会”なんだから基本、親睦団体ですよね。

そこが出す「懲戒処分」に、
「業務停止」を命じるような法的強制力があるのかなぁ。

なんとなく、
“仲間割れ”の臭いがしなくもない。

ただこの「アディーレ」は、
一年半前に、

消費者庁が、
「景品表示法違反で再発防止を求める措置命令」を出しているそうですから、

かなり、きわどいことをしていたにはちがいない。

新聞によると、この事務所、
「全国に８５の「支店」があり、約１８０人の弁護士が所属する」そうですから、

かなり大規模な事務所。

事務所側も、
「業務停止は、行為と処分の均衡を欠くと考えており、
　速やかに日弁連に審査請求を行う」

そうですから、この事件、

まだしばらくはゴタゴタが続くかな。