細川たかしさんが
テレビで「津軽山唄」を歌っているが、
その声量と迫力は凄まじいばかり、
とてもじゃないが古稀を過ぎた歌手の歌声とは思えない。
本来、のんびり聞こえるはずの山唄が、
この人にかかると真剣勝負の格闘技を見ているような気分になるから不思議。
いつぞやのNHKで、
この歌についてこんな解説をしていた。
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「津軽山唄」の源流は不明ですが、
青森・岩手・秋田の三県にかけて広く分布している「山の神唄」の一つです。
山へ入る仕事始めの時に、
山の神の所有物である草木や動物をとる許可願いと、
作業の成功、そして身の安全を願って歌ったものです。
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他にも山仕事の作業唄との説もあるようですが、
歌の性質上、歌詞そのものに大したドラマ性はなく、
地域によって唄の文句もかなり違うようです。
なお、細川さんは北海道は真狩村(まっかりむら)の出身。
真狩は茶碗蒸しなどに入れるゆり根の名産地で、
ここのゆり根は苦みがなく風味がよいことで知られてます。
最近は茶碗蒸しもレトルト物で済ますことが多いが、
年末にかけて出回るナマのゆり根を見つけたら、玉子とじにしてもおいしいものですよ。