漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

オー!神サマ

2013年09月09日 | ものがたり

【神さま ①】

「信じる者だけ救われるのです」と、
篤実な信者である私の前に神様があらわれておっしゃいました。

神様は湖上から岸壁に立つ私に手招きして、

「おまえは私を信じていますね、
 ホントにそうなら水の上を歩いて神の国へいけます、

 さぁ、そこから踏み出しなさい」。

神様は信じているけれど水はこわい、
ぐずぐずしている私を神様は励まされます。

「さあ歩きなさい、こわくはありませんよ、私は神なのですから」。

私は覚悟しました、
「わかりました、水の上を歩きます、エ~~イ」。

そこで目がさめました。

いつも思うのです、
私はあのあと歩けたのだろうか、沈んだのだろうか、と。

私はいまも篤信者です、
でも、いつも夢は飛ぶ前に終わるのです。


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【神さま ②】

「信じる者だけ救われるのです」と、
篤実な信者である私の前に神様があらわれておっしゃいました。

神様は湖上から岸壁に立つ私に手招きして、

「おまえは私を信じていますね、
 ホントにそうなら水の上を歩けます、さぁ、そこから踏み出しなさい」。

神様は信じているけれど水はこわい、
ぐずぐずしている私を神様は励まされます。

「さあ歩きなさい、こわくはありませんよ、私は神なのですから」。

私は覚悟しました、
「わかりました、水の上を歩きます、エ~~イ」。

・・・・・。

「今の人は沈みましたね。
 少しでも疑いの心があるとこうなります、

 浮かんでこないのは真心から私を信じていなかったからです、
 
 さあ、次のアナタ、あなたは信じていますか」。









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