漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

乙女ゴコロさま歓迎!

2010年05月16日 | Weblog
近ごろは「歴女」とかで、
若い女性に日本史が人気なのだそうで、
「おじさん史観」にサヨナラし「乙女史観よこんにちわ」の時代ナンだそうです。

いい事ですね、

一昔前までオジサンの巣窟だった居酒屋に、
「ギャルが進出」し出した時、わたしなど、とても嬉しかったものです。

だいたい「男ばっかり」と云うのは殺風景でいけない、

昔、ある会社の男子寮で、
設備や備品が、しょっちゅう壊れて困っていた時、
たまたま舎監のオヤジさんが健康を害して、しばらくの間、寮母さんを置いた。

処が驚いたことに、
よく故障していた洗濯機や洗面所の設備がほとんど故障しなくなった。

それまではオヤジさんがいくらガミガミ言っても、
扱いが乱雑だった器具や消耗品が整理されているようになった。

寮生たちの雰囲気も、以前より落ち着いて来て、なにより喧嘩が減った。

これはどう考えても、
寮母さんの影響としか思えないのだが、

しかし、この寮母さん、
それほど掃除や整頓に熱心な分けではなく、寮生にうるさく言ってる様子もない。

ただ、変わったことといえば、
毎日オバサンが、
寮の玄関横にある管理人室の窓口から、
「行ってらっしゃい」、「お帰り」と声を掛けるようになっただけ。

それだけで、
男ばっかりだった寮に、うるおいのようなものがただようようになった。

もちろん、オバサンですから50代、
年齢相応の女性で、特におしゃれもしなければ、モチロン美人と云う分けでもない。

それでも、「男ばっかり」で、殺伐としていた寮の雰囲気が変わったんです。

そんな体験談を昔に聞いた覚えがあるが、

さて、「歴女」たちは、
サツバツとしたオジサンたちの心を、どこまで慰めてくれるのだろうか。





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