漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

万引をしようとは気がつかねえ

2009年06月12日 | Weblog
最近の「万引き」は、
昔と随分違ってきていて、
マンガ本なども、一度にごっそり、何十冊と持って行くのだそうで、

今や、書店経営のノウハウの第一歩は、
「本への知識より万引き対策だ」と云うのが、笑えない現実なのだそうだ。

  ~~~~~~~~~~~~~~~

   缶ビール552本、堂々と万引き
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
宮崎県のスーパーから、
白昼堂々、大量の缶ビールを万引きした鉄筋工ら5人が逮捕された。

その数は23箱計552本分。

スーパーの営業中にカートで堂々と店外に搬送。
あまりに大胆すぎる手口だったため、警備員に気付かれ、御用となった。

  ~~~~~~~~~~~~~~~

嘘のような手口だが、これが初犯ではなかったようだ。

近隣のスーパーでも、
最近、同じ手口で、大量のビールが盗まれており、
このスーパーでも、かねて警戒していた処だった、と云うのだから。

何にしてもこれは、
最早、盗賊団の仕業で、窃盗と云うべきだろう。

試みに、
手元の語源辞典でひいてみた。
  
  ~~~~~~~~~~~~~~~~

【万引き】まんびき

 客のふりをして、店から商品を盗むこと。

 すでに江戸時代に用例が見られる。
 「万引き」は「間引き」から転じたもので、
 物と物との間、すきまを意味する「ま(間)」の下に撥音「ん」が介入して「まん」となったもの。

 「万」は当て字である。

  ~~~~~~~~~~~~~~~


そう云えば、歌舞伎の「白浪五人男」、
弁天小僧が万引きに見せかけて、逆に浜松屋を強請る場面で、

「文金島田のお嬢さんが、万引をしようとは気がつかねえ」と云うセリフがあった。




コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。