漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

朝日新聞は不動産屋さん

2021年06月04日 | せけんばなし

朝日新聞社去年一年の赤字が441億円、
創刊以来、「過去最高の赤字」だそうです。

この額がどのくらいの打撃なのか、
経済知識に疎い私には分かりませんが、

面白かったのはこの記事の最後に、
朝日新聞としては来季の黒字化を目指すため、

「構造改革やデジタル、不動産事業の強化を進める」とあること。 

「構造改革とデジタル」と云うのは、
おそらく人件費の削減や合理化と云うことなのでしょうが、やや分かりにくい。

それに比べれば、
「不動産事業の強化」と云うのは分かり易い。

「さざ波発言」で有名になった
高橋洋一さんに言わせると、

日本の大手新聞社の実態は、
決算書で見る限り「不動産業」だそうです。

つまり、かって国から、
今から思えばタダ同然の値段で払い下げを受けた

都内有数の一等地を、
賃貸に出す事で毎年、安定した大金収入を得ている。

それに比べ、新聞の購読者はネットに押され減る一方。

つまり、その実態は、
新聞社とは名ばかり、新聞事業より家賃に頼る不動産業。 (笑)

つまり再建策の「不動産事業の強化」とは、
現在、新聞事業で使ってる土地もなるべく賃貸に回すと云うことなのでしょう。

一時、視聴率が振るわす、
広告料収入の低迷で苦しんでいたTBSを、

あそこはテレビ局と云うより、
「赤坂の一等地を貸す地主さん」だと揶揄されたことがありますが、

それと同じことかな。

何年か前、
「朝日の新入社員から東大出が消えた」と話題になりましたが、

東大生は新聞社に将来性が無いことをその頃から良く知ってた分けですね。

と云うか、
東大出の先輩たちが、

「ウチへ来たって未来はないよ」と、
会社訪問で来た後輩たちに教えていたんでしょうけれどね。

 


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