漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

ジタバタ

2020年09月13日 | せけんばなし

つぶれかけた水族館が、
展示用の魚を仕入れた時にまぎれ込んでくる

邪魔者のクラゲを看板にしたら、

見事人気復活、
今では大盛況と云う山形県の加茂水族館は有名ですが、

今日の新聞に紹介されていた
愛知県の竹島水族館も一時は閉鎖も噂されていたらしい。

処が今は人気復活、
その立役者は珍しい魚ではなく

スーパや書店でよく見かける
POP広告のような“手書きの解説”なんだそうです。

例えば、
高級魚とされる「クエ」の水槽には、

「三重の水族館から来たよ」とPOPによる紹介があり、

クエのつぶやきとして、

「幸運にも市場に出されることなく三重へ、
 さらにトレードされて来た当館にて、ただいま竹水ライフ充実中」

また「ミズクラゲの水槽」には、

「こんなにキレイなのに、
 上から見たらゴミ袋と間違えちゃう人がいるのよ!

 ホント失礼しちゃう!」、と云う具合。

これで来館者が倍増したと云うのだから世の中はオモシロイ。

そう云えば、
ニ・三日前にも、宮崎のスーパーが、

「こっそりナポリタン」とか、
「たしか広島産カキフライ弁当」、

あるいは
「逆切れ弁当」とか、
「カイザーナックルハギシリ弁当」なんぞと云う、

よう、分けの分からん名前を付けた
普通の弁当が大人気、と云うニュースもあった。

これらのニュースは、

昨今のコロナ騒動で青息吐息の、
零細な飲食店などの経営者には何かの参考になるかもしれない。

何より元手要らずと云うのが、いいじゃないですか。

ダメで元々だから、
やってみる価値はありそう。

辞めてから後悔しないためにも、
ジタバタしてみるのも悪くはないかな。

 


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