漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

田園風景と繁華街と

2011年04月02日 | Weblog

十数枚のる田んぼが並ぶ向うに
山あいの小学校と云う風情の白い建物、後ろに森が広がっている。

中村尚美氏著、
「大隈重信」を読んでいたら、創立当初の東京専門学校の写真が出ていた。

これが現在の早稲田大学の前身だとはオドロキ、

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(明治十五年の) 九月の末に至って、
下戸塚村早稲田の大隈別邸に隣接する所に、
新校舎一棟と木造二階建ての寄宿舎二棟ができ上がり、、事務所もここへ移された。

そして10月17日には、
全国の都鄙から集まった多数の志願者に対して、初めての入学試験が実施された。

このとき大隈は、
みずから試験場にのぞんでその状況を視察するほどの熱の入れ方であったという。

この試験で87名の秀才たちが入学を許可された。

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「下戸塚村早稲田」は、今の新宿区戸塚町とある。

明治十五年は西暦の1882年、
今から130年ほど前だが、この130年、
長い日本の歴史から見ればわずかの間だがその変わりようはすさまじい。

その新宿も今では東京でも有数の繁華街だが、
昨今は、節電などで夜の街はかなり薄暗いのだそうだ。

この間までの衛星写真で見る夜の東京は、
異常なほどの明るさだったが、それも今はなつかしいぐらいのものなのだろう。

私の散歩コースの桜並木が今年も咲きだしました、
来年はもう少し明るい気分で見上げられるようになって欲しいと思いながら歩いたことでした。





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