未熟者武道記

空手徒然。
二つの戈を止める武を核とし、諸諸と調和して溶け込んで。(いけたらいいな)

キャンセル技

2016-06-17 22:18:32 | 稽古
最近入会した社会人1年目の島君。忙しい1年目で辞める子は居ても入ってくる子は初かも知れません(笑)

そんな彼は早く上手くなりたい一心でサンドバッグを蹴りまくります。そこに助言をする私。真摯に受け止めてくれるので形は随分整いました。あとは力の乗せ方。

ありがちですが、最初は兎に角力みが邪魔をします。力んだ割に威力が出ない珍事に自分で笑えてしまうこと屡々(笑)
足だけでなく他の部位も力んで引っ張り合うので結局力を入れてないのと大差ないのです。技に重さやキレを持たせるには弛緩もまた必要です。

力を終始込めていると技の最中にプラン変更が難しくなります。当てる瞬間だけに力を込められれば、技を読まれた(読ませた)と判断した時にキャンセルしてプラン変更が可能になったりもします。
私は格ゲー世代(私は絵空事より実戦派w)ですがあれの所謂キャンセル技というやつです。鼻から騙す心積りのフェイントとは似て非なるもの。

体を強ばらせず、リラックスして力を発揮するように練習するのが技に幅を持たせるコツであります。




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