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未熟者武道記

空手徒然。
二つの戈を止める武を核とし、諸諸と調和して溶け込んで。(いけたらいいな)

狼藉者

2016-09-04 16:33:31 | 大会
本日は全日本大会。
なんだか残念でした。勿論良い試合も沢山あったのですが。

他流派の実力者とうちの荒くれスタイル外国人の試合。あれはいけません。誰がどう見ても反則なのに審判も変にうちの選手の肩を持つから失笑まで起きてしまって…「これ空手ちゃうのー?」というヤジも致し方なし。

色々株を落としたでしょうねあれは。
他流派は一派につき一人という制限に加えてそこまでするならオープンにしなければ済む話。ルール説明も不要。

単にフィジカルが強いだけのルールを尊重出来ない乱暴者はあの舞台に立つべきではありません。形だけの謝罪は得意なようですが。
終いには力士でもレスラーでも雇って出場させたら他流派を潰せる!なんてやり出すのではないかと半ば本気で不安になりましたよ。

一人の狼藉者が他の真面目に頑張っている全ての選手を侮辱し貶めた、そんな大会だったように思います。悪いイメージは着きやすく拭い難い。選手は余計な荷を負わされてしまいましたね。





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合同大会。

2016-07-17 23:49:20 | 大会
これからこのスタイルが定番となるのでしょうか。本日は全関西&関西Jr大会でした。

尼崎支部からは前回大会Bクラス重量級優勝の山崎二級がAクラス重量級へ出場。初戦の相手は去年の全日本で旋風を巻き起こしたジョアン。

キューバ出身。祖国では医師そして伝統空手師範という経歴を持つグリズリーのような男(笑)医者が人傷つけちゃダメ、と言いたくなる程のパワーとスピードでぶつかってきますが択実善戦。事故ですよ事故。

結果一本負けしてしまいましたがあのパワーに対して下がらず真っ向勝負出来たのは今後の空手に限らず半年後の受験にも生きそうな気がします。力でどうにもならない時の戦い方を考察するキッカケにもなったでしょう。
競技である以上圧倒的な腕力差は技術ではどうにも庇いきれない部分はありますが、択実は膂力抜群なのでジョアン氏が国へ帰る事があるならそれまでに倒してもらいたいところ。私には無理(笑)

さて、試合ですが選手の事を考えると同時開催は出来る限り避けてもらいたいと切に思いました。総てJr大会に持っていかれてる感じが見ていて辛かったです。

社会人として仕事や家庭と折り合いを付けながら稽古に励み入賞したのにJr団体戦なるもので締められ、表彰式はトロフィー表彰状一斉配布。余りに哀し過ぎます…
運営面で難しい処があるのは承知しておりますが年々減少する一般部の出場者数がこれでは今後も盛り返して来ないでしょうし。

減少といえば更に深刻なスタッフ数。
一時は邪魔なぐらい(失礼)ワラワラといたスタッフが余りに少な過ぎなのには危機感を覚えました。
しかし分かる気もします。あれだけの労働量でボランティアというのは時代にも沿っていないのかもしれません。学生には交通費も手痛い出費ですから。

「充実」という面で選手・スタッフ双方が満足出来ないと言葉は悪いのですが少年部に媚びた流れを止められないような気もしています。月曜が祝日でなかったら、と思うと恐ろしい大会でありました。





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魑魅魍魎

2016-05-16 14:12:00 | 大会
昨日は全日本ジュニア・ユース・マスターズ・女子選手権大会でした。全二百名。昔と比べると随分人数が減ったものですが選手の勝利に向ける情熱は変わらりません。

そして昔は選手が多かった分選手よりヒートアップする保護者もわんさか湧いていたのですが、選手が減ってもそういう人は居るようで。という事で印象に残ったとある親子と取り巻きの話を。

ジュニア大会終盤、体格差のある試合がありました。仮に大きい子をA、小さい子をBとしましょう。狙いにくいのもあるのでしょうがBが金的蹴りをされたり突きが顔を掠める場面が目立ち度々進行が止まる嫌な雰囲気。
Aの前蹴りがBの道義に引っ掛かり待てが入る場面も有りましたが足を抜いてあげようとするBにそのまま飛び蹴りを喰らわすなんて事も。

そんな中での再延長戦。
Aが胴回し回転蹴りを放つもBの胴体に当たっただけで失敗。しかしBの足元に倒れ込んだAはBの金的を蹴り上げました。
倒れるB。試合は一時中断。開始線まで下げられたAは親と取り巻きに両手を広げて肩をすくめるジェスチャー。卑劣極まりない。

結果としてはBが続行不可能となった為Aは反則負け。しかしまあそれを待っている迄の間と結果が決まった時の親&取り巻きの口汚い事。本当に子を育てている大人なのかと。審判の格好でなければ一言言うたろかという処ですが、結局この親にしてこの子有りだと思いました。そっくりですよお母様。
Aの支部の選手は皆クリーンファイトの印象ですし支部長も人柄の丸い御仁。やはり家庭での影響。空手の担える部分の少なさ、というより寧ろ家庭環境によっては凶器にしかならない現実にガッカリしました。

仮に反則をしていないとしても周りに悪印象を与える子である事は間違いないのですから保護者には其処を理解して頂きたい。理解出来るならそんな育て方はしませんが(苦笑)

保護者達は「何が金的よ!レバーやろ!」と何度もブツブツ怒りを露にしていましたが残念ながらレバーは股に付いておりません(笑) 「あんな態とらしく倒れ込んで!金的蹴られたら飛び跳ねるやろ!レバー効いてるからやわ!」なんて事も言ってましたがそんな寝言は寝てでも言わないで頂きたい。

試合も人も久々にイヤなものを見ました。そのコートじゃなくてホント良かった…名前を覚えておいて(名前が読めないのもお察しフラグか…)来年、或いはフェスでどんな試合をするのか楽しみにしておきます。





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連覇なるか

2016-03-25 22:04:23 | 大会
今週は少年部上がりの中高生の間で先日五・六年男子の部で優勝したライが話題になっています。

まず五年生で優勝というのが稀であること。或いは初めてだったかも知れません。
そして公式の大会には一切出た事がないのに全国大会でも入賞が珍しくない子を抑えて圧倒的な勝利であったことが少年部卒業生には衝撃的だったみたいです。

確かにライ程成長を遂げた子は今までに居なかったと言えるでしょう。昔、東支部の指導体制が違っていた頃に私が彼の居るクラスを初めて見た時はニワトリ小屋か何かかと唖然としました。

その中で一際輝いていたのがライ(笑)
幼稚園児の癖に悪童のトップとして仕切っていました。舌打ちが癖で練習態度を叱ると(・д・)チッとするのでシバくこともしばしば(苦笑)昇段レポートにも「何て失礼な事をしていたのだろう」と書いてありました(笑)
鏡はフォームチェックではなく化粧鏡。いつも髪型のチェック。

尼崎支部の中高生にこの話をしたら「えっ!?」となるのですがそんな彼の転機は兄の昇段。何か思う事があったのでしょう。兄も黒帯になって生まれ変わった子ですが、皆を牽引する兄の姿を追っているのが分かりました。
四年生にもなると精神的に四年生のそれではなくなってきており、五年生の段階で黒帯を巻いても恥ずかしくないどころかお釣りがくる磐石さを纏うように。

子供の成長とは恐ろしく、また何が切っ掛けになるか分からないものです。
この時期は稽古体験に来る子が多いのですが、ライは末っ子の割に面倒見が良いので安心して任せられます。

十年程前に組手相手不在の中で全日本Jrで準優勝した子が居ましたが、彼も色んな葛藤の中で後輩の面倒を見ながら力を付けていきました。
組手をこなすだけが強さの秘訣とは限らないのでしょう。観察眼が養われる?

交流大会の五・六年生男子の部では未だ連覇を果たした子は居りません。彼がその第一号となるか、リベンジに燃える他の現五年生の黒帯が更に力を付けてくるのか。はたまた現四年生で彼らを脅かす成長を見せる子が現れるのか。
これから一年間でどう動くのか今から次回が楽しみです。





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みはるちゃん

2016-03-21 15:03:43 | 大会
大会会場に設置していた「みはるちゃん募金」。
みはるちゃんのお父様は明石支部道場生です。そして因みに明石支部長は尼崎支部長の師匠であります。

撤収時に見てみると沢山お札が入っておりビックリしました。ありがとうございます(*꒦ິ⌓꒦ີ)

全国の方々の善意が目標額2億4千万円を優に超えていくことを願っております。



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