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未熟者武道記

空手徒然。
二つの戈を止める武を核とし、諸諸と調和して溶け込んで。(いけたらいいな)

少年部審査会

2018-05-27 23:23:14 | 審査会
尼崎東支部で今年度1回目の審査会を行いました。
毎回そうですが、黄帯以上になると雰囲気を掴むのか緊張感のある良い空気になります。初級は未だ未だこれから。

初級はチョット保留者が出過ぎましたね(°_°)
審査前に言った通り、審査会或いは習い事そのものと云うものは世間の正当な評価を受けに出るということです。飛び級した子も居れば不合格者も期限付きの保留者も居ます。

結果は変わらないのでそれをどう受け止めるかで今後輝きも腐りもするでしょう。目標があるのは尊い事ですが空手は審査や試合の為に在るのではありません。練習の為に練習するのか自分の為に練習するのかで技の受け止め方も話の聴き方も変わると思います。

御父兄の皆様におきましては結果を持ち帰ったお子さんと何故空手を習って欲しかったのか等、話をする機会にもなると思います。本気で挑戦した後なので結果に関係なくお父さんお母さんの想いは心に沁み入るかもしれません。長時間の応援ありがとう御座いました。






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統一

2018-01-28 18:30:15 | 審査会
一般部の審査会がありました。時間制限があったので少々おざなり感が出てしまったのは残念でした。全員合格とはいえ急ぎ足で行なった為技術的にバラつきが目立ちました。この現状から正道会館時代を踏襲してはいますが「統一」という話もチラホラでたりするのです。正道会館の時も形や基本に関して幾度と繰り返されてきた議題でもあります。

結論から言うと統一は不可能。本家沖縄ですら実現していませんからね。一人一人の体が違う以上解釈も一人一人違ってくるのは当然のこと。百点満点というカタチが存在しないのだと思います。

私は基本や形は譜面のようなものだと考えます。音符や休符、速度記号・標語の意味を理解した上で演奏すれば誰が弾いてもその曲になるように出来ています。機械打ちした演奏は当にお手本。ただ機械打ち演奏では情緒がありません。そこで味を出せるのが人の演奏。同じ楽譜なのに弾き手によって全然違う。けど間違いでは無い。形もそれでいい。一定の水準以上の動きに対して「本来は〜」と言うのは野暮だと思います。

昔、霊という字を「チ」と呼んだそうです。雷(いかずち)や蛟(みずち)などに当てたそうですが、形もそうなのだと聞いたことがあります。型(かた)が枠の意味。それに魂を宿して形(かたち)になるのだという話で例え創作だとしてもこれ程腑に落ちた話は有りません。

何が百点かは分からないけど百点以上があるのが人の技だと思うのです。今回昇段が八名居ましたが黒帯として上手なのは当たり前で、高い基本レベルを持ちながらそれぞれのカタチを持つ先生であってもらえたらなと思います。



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秋季審査会

2017-11-26 23:59:09 | 審査会
尼崎支部にて今年度最後の少年部審査会でした。天気は良いもののやはり朝は寒い…

いつもの様に二部構成で進みましたが前半クラスの元気の無さに如何したものかと正直投げ出したい気分になりましたが、打って変わって後半クラスは気合が乗っていて見応えのある内容でした。前半には東支部の子が多かったのですが声が出ないのは練習通りでこれはどないかせな先が全く見えません(O_O)

今回は、否、今回も注意保留者が多い結果となりました。いつも以上に多いです。やることは昔から変わっていない中で保留者が増えているのは時代の流れでしょうか。でも武道はいつでも旧時代的。此方が基準を下げることは無いのでこれから先初級帯からの昇級が勝手に彼らの中で難関化しそうな危惧もあります。

稽古とは何か。何か、というよりはどうするべき場なのかを考えて稽古に臨むようになってくれればそれだけで随分変わるとは思うのです。最後の話で「普段の練習が云々」と言われていたのは詰まりそう云うことですから次に向けて明日とは言わず今日から家庭で学校で、そして道場で過ごしてもらえればと思います。

前半。
先ずは返事、挨拶から。

後半。準備其れ即ち覚悟。




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失敗から得たもの

2017-06-05 23:24:10 | 審査会
前回の審査で残念ながら昇段とはならなかった晴心。教室の黒帯第一号はお預けとなりましたが彼なりに思うことがあったようで、今日は姿勢が違っていました。

入門当初のような純粋な姿勢(笑)
最近は反抗期的な言動もありましたのでそれを諌める意味での昇段チャレンジでもありました。甘くないよと。
結果を受けて腐ってしまうならそれまで。出直すなら幾らでも後押しはすると先週伝えたところ今日は稽古が終わってから「形を見てください」とやって来ました。

私が出すアドバイスと見本も「俺はイケる」と思っていた先月までと今日では受け止め方が全然違いました。マジマジと私の後ろ回し蹴りや突きに着目してます(笑)
この調子で失敗を糧にして冬の審査会ではトップ通過出来る事を期待しています。

成功体験は勿論、小さな失敗・挫折もまた大切ですね。


そして6年生が3分の1を占める川西教室。もし彼らが続けるにしても受け入れ先が無いので出来れば公民館でも何でも構わないので教室を確保できればなあと思案しております。
尼崎両支部や六甲道教室の指導の兼ね合いもあるので唯々思案しているだけなのですが一般部があってもいいかなあと。或いは今日も週2日練習させたいとの声もありましたから土曜に一般部・少年部合同でも有りですね。

相談しながらちょっと考えを練ります。





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長丁場審査会

2017-06-04 23:03:26 | 審査会
神戸地区少年部審査会を行いました。
朝〜夕方にかけて三部構成の長丁場。

初級帯は初級帯だなあと思いましたが、その初級帯の頃にやらかしていた子が中級・上級となるにつれ其れらしくなっているので積み重ねと、挑戦・失敗は尊いなと思った次第です。

本人の気持ちが整ってさえいれば何処で空手を学ぼうと成長意外にあり得ません。逆もまた然り。子供の半年、一年は誠に大きいですね。頑張れる子には限りなくmaximumで、そうでない子には限りなくminimum。

特に中級の子達は審査の間に精神面で成長したのを感じました。分単位で成長するなんて大人からしたら羨ましい限り(笑)
これからも審査会や審査の為の空手(それはもはや空手ではないが)にならない様に学んでいってね。


六甲道からも二名が二級に挑戦。
二人とも前回は期限付き保留を言い渡されましたが今回は成長を見せてくれました。
一人は大きな相手に歯を飛ばされても立ち向かえたので随分気持ちも強くなりました。しかし乳歯で良かった( ;-`д´-)


打ち上げの九州居酒屋は美味でございました。個人的にも利用したいと思います。





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