子どもとうさぎとねこと音楽のある風景

息子いっちゃん(2006年3月生)と3匹のうさぎと3匹のねこのいる歌と琴が好きな主婦の記録

6年生向けに「青い空」ブックトーク 5冊

2022年07月14日 | 本の紹介
「青い空をテーマとしたブックトーク5冊」6年生向けに一つのテーマでブックトークをしてほしいと依頼があり、本を紹介しました。私の一番好きな色は青。夏休みと言えば、青い空!そこで青い空をテーマに。紹介した内容を簡単に書いて学校に貼ろうと思います。写真の折り紙ポップの内容をご覧ください。2クラスで、読みたい本は、「青空と逃げる」と「空が青いから」が多ったです。どちらが多いかは、クラスによって分かれま . . . 本文を読む
コメント

本の紹介 「旅屋おかえり」原田マハ

2022年03月18日 | 本の紹介
先日、NHKのトーク番組に作家の原田マハさんが出ていた。前から気になる作家さんにますます興味がわいた。明るいエッセイのようなお話だと思っていたら、とってもすてきな感動のお話だった。主人公の「丘えり」ちゃんの人となりに新しい価値観、新しい世界観が広がっていった。「丘えり」は元アイドルのタレントで唯一レギュラーをもっていた旅番組を自分の失敗から打ち切られて「旅屋」という仕事を始める。事情があって旅に出 . . . 本文を読む
コメント

絵本の紹介「ゆきのひのたんじょうび」

2022年02月19日 | 本の紹介
「ゆきのひのたんじょうび」いわさきちひろ・作 絵至光社写真 Amazon小さいころ、一番好きだった絵はいわさきちひろ。淡くてやさしくて美しくて…。久しぶりにちひろの絵本を開いた。余白が多い。色の淡い絵。息が広がるような、気持ちがすっとする絵。詩情がふんわりにじむ絵。淡いものも、余白も、感じる余裕のない世の中になってしまったような気がする。ゆったりした時間、はっきりさせなくていいやりとり。時々、 . . . 本文を読む
コメント

絵本「てんのくぎをうちにいった はりっこ」

2022年02月14日 | 本の紹介
「てんのくぎをうちにいった はりっこ」かんざわとしこ・作ほりうちせいいち・絵福音館書店写真 Amazonよりなんてすごい本なんだろう!創世神話のような壮大なスケール。長編大作を読んだような感動。講談師の熱弁のような語り文。迫力ある絵。親を亡くしたはりねずみ。その子を拾って育てるくまのばあちゃん。天の丸天井のくぎが抜けそうだと、はりねずみがくぎを打ちにいくお話。くまのうちに代々伝わるハンマーを、拾わ . . . 本文を読む
コメント

私の好きな文学 岡本かの子

2021年11月14日 | 本の紹介
「 年々にわが悲しみは深くして  いよよ華やぐいのちなりけり 」これは、新潮文庫の「老妓抄」の中の「老妓抄」という作品の終わりに出てくる歌である。かの子のこの短歌が好きで、この歌が秋を表しているようで、毎年、秋になると、かの子の作品が読みたくなる。新潮文庫の「老妓抄」の中に、「鮨」という小品がある。これを毎年読んでいるように思う。鮨屋に通う先生と呼ばれる主人公が母と鮨の思い出を語る。この人は小さい . . . 本文を読む
コメント

本の紹介 「ニルスのふしぎな旅」

2021年10月09日 | 本の紹介
「ニルスのふしぎな旅」(セルマ・ラーゲルレーヴ 作 菱木晃子 訳 ベッティール・リーベック 画 福音館書店 写真 Amazonより     ) 元悪ガキが鳥たちと旅をする物語。小人になってしまったニルスが動物たちの世界から自分と世界を見つめ直し、大切なことがわかっていく物語だと思います。(今、上の途中を読んでいます。)子どものころにテレビでやっていて、いつか本を読みたいと思っていました。やんちゃ . . . 本文を読む
コメント

「えりなの青い空」読後感想

2021年09月12日 | 本の紹介
あさのさつこさんの作品は、時々、鼓動が激しくなるほど、ドキッとすることがある。それも含めて好き。でも、この物語は穏やかに流れている。のんびりと空を見上げて寝ころぶえりな。大人びた鈴原さんの言葉には少しドキッとするけど、どちらも子どもならではだと感じる。すてきな時間をもてるえりなの世界を子どもたちに共有してもらいたいな。 こみねゆらさんの絵も大好き。どちらのよさも生かされた作品。(あさ . . . 本文を読む
コメント

コロナ禍の図書室(司書)の課題 追記あり

2021年08月30日 | 本の紹介
先日も一度「星の王子さま」の記事をアップしましたので、内容は少し重複しています。私は小学校で図書館司書をしています。コロナ感染者が増え続ける現状、図書室は学校の対応が落ち着くまでしばらく閉鎖と考えています。本の貸出も以前のようにはできないと思います。そんな中、できることを探していこうと思います。本の紹介をたくさん掲示して、本がたくさん読めるようになったら、あれも読みたい、これも読みたい、と思えるよ . . . 本文を読む
コメント

「星の王子さま」 読後感想

2021年08月13日 | 本の紹介
星の王子さまの終わりの方の言葉。「(中略)・・・・・・じぶんたちがなにがほしいのか、わからずにいるんだ」「だけど、さがしてるものは、たった一つのバラの花のなかにだって、すこしの水にだって、あるんだがなあ・・・・・・」「だけど、目には、なにも見えないよ。心でさがさないとね」星の王子さまの小さな小さな星には大切な一輪の花があります。無機質な星だけでなく、そこに一輪の花があり、それを思う王子さまの気持ち . . . 本文を読む
コメント (2)

か「」く「」し「」ご「」と「 住野よる 読後感想

2021年08月03日 | 本の紹介
高校三年生の仲良し5人をめぐる物語。それぞれが他人の気持ちを記号で見えるという独特の設定。とても細やかにお互いを理解し合っていたり、ある側面から把握していたり、それを独特の感覚で捉え分けている。10代は自分探しをしながら他者も理解しようとする時代。まだ確立していない自分や周りの人たちだから、何かを演じているような枠を感じたり、その中で無理をしたり。そんな自分探しの時期ってありました。そこに淡い恋心 . . . 本文を読む
コメント