子どもとうさぎとねこと音楽のある風景

息子いっちゃん(2006年3月生)と3匹のうさぎと3匹のねこのいる歌と琴が好きな主婦の記録

命を大切にしてほしい 追記あり (NGワードとのことで改題)

2021年06月02日 | 本の紹介
「 若者の自殺者昨年三千人  駆け出してすぐ救いたきいのち 」昨日のニュースだったと思う。10代〜20代の若者の自殺者の数、三千人。私の勤める小学校の在校生を6校集めた数。自分の身の回りにはいなくても、それだけの若い命が絶たれている。涙が出てきた。毎日、ニュースを見ていると、何かしなければと思うことであふれている。その一つとして形を成さないもどかしい日々を送っていながら…。若いときは、自分の夢を見 . . . 本文を読む
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「君の膵臓をたべたい」読後短歌

2021年05月30日 | 本の紹介
「 全力で生きてやるぞと我思う  なんでもかんでも抱きしめながら 」DISH//の「猫」という曲が流行りました。なかなかいい曲だと思っていたら、あいみょんが「君の膵臓をたべたい」に感動して、映画に出ていた役者さんのバンドDISH//のために「猫」を作ったのだそうです。原作も映画も感動しました。私は原作読んで自分なりの登場人物や世界観を想像するのが好きなので、できるだけ原作を先に読みます。この作品は . . . 本文を読む
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「また、同じ夢を見ていた」読後感想

2021年04月23日 | 本の紹介
「また、同じ夢を見ていた」読後感を。奈ノ花という小学生の女の子と、その大切な友だちとの友情を描いた作品。尻尾のちぎれた彼女と呼ぶ猫、アバズレさん、おばあちゃん、南さん、荻野くんと桐生くん、学校のひとみ先生。物語の所々に「また、同じ夢を見ていた」という言葉が出てきて、不思議な部分があります。最後まで読んでも、その不思議な部分は完全にはわからなくて、すべてが夢の中の出来事だったかのような、部分的に . . . 本文を読む
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新美南吉 「赤とんぼ」 絵と文の読後感想

2021年04月06日 | 本の紹介
「赤とんぼ」(立東舎 乙女の本棚シリーズ)赤とんぼを表紙の女の子に見立てて描かれている絵本。人間の姿になっていますが、これはこれで優れた翻訳のような一つの世界観を表現していました。名アレンジとでも言いましょうか…。南吉の凄み、凄みの後の寂寥、一つの愛の深み、文章も素晴らしく、絵も素晴らしかったです。 . . . 本文を読む
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「獣の奏者 外伝」(上橋菜穂子・著)読後感想メモ

2020年09月28日 | 本の紹介
(外伝というのは、この本編の物語に出てきた人物を別の角度から描いたものです。) 読後メモ 「外伝を読んで、イアル、エサル、エリンの人生を本人たちが語るという形で書かれていて、この人たちにしあわせがあったこと、人生に花も実もあったことを知って、うれしかった。私もしあわせだった。  284頁のエサルの言葉。「・・・ときには、生まれてきてよかったと思える日もあるだろう。」(苦しみから解放される王獣を見 . . . 本文を読む
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「獣の奏者」(上橋菜穂子・著)読後感想 

2020年09月27日 | 本の紹介
上橋菜穂子さんの「獣の奏者」全4巻を読み終えました。 この作品は、架空の猛獣である「闘蛇(とうだ)」という、おそらく龍のような大きな蛇と、「王獣(おうじゅう)」という翼のある大きな獣が兵器のような存在として飼われている世界の話です。 人が乗れるほど大きな鳥のような王獣と大蛇が軍事の要となっています。 しかし、これらの獣は元々野生に生きるものでした。 人間が勝手に利用しようとしたので . . . 本文を読む
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上橋菜穂子「月の森に、カミよ眠れ」読後メモ

2020年08月16日 | 本の紹介
先ほど、同一作品の読後感を書きました。 本の裏に自分で書いたメモをここにも書いておきます。 これが本当の読後感というか、上橋さんへの言葉です。 メモ1 「 この結末でよかったのだろうか。人間が生きてゆくということはこのようになってしまうということだろうか。   そして、上橋さんはなぜ、人とカミを両方内にもつ存在を描こうとするのだろうか。人対自然、人対動物という図にしてしまわないのだろう . . . 本文を読む
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上橋菜穂子「月の森に、カミよ眠れ」の読後感

2020年08月16日 | 本の紹介
私の好きな作者は、宮沢賢治と上橋菜穂子さんが同率で一位。 どちらもファンタジーと言えばファンタジー。 でも、ファンタジーって何だろう? 上橋作品を読むと、こんなにリアルな世界をファンタジーと呼ぶのかと疑問に思います。 上橋さんの作品では、「守り人(もりびと)シリーズ」を読みました。 上橋さんにお手紙を書きたいと思いつつ、あまりに素晴らしい世界、筆の力に何を書けばよいのか、何も書けないとい . . . 本文を読む
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ドリアン助川さんありがとう 小説・映画「あん」

2020年07月01日 | 本の紹介
学生時代に朝日新聞の連載に悩み相談の記事を書かれていて励まされた詩人のドリアン助川さん。 私の一番好きな食べ物、あんこと助川さんの思い出が重なって、この本を読みました。 映画版のおばあさん役は画像で見てしまっていたので、その方のイメージで読みました。 元気で動けるこれからの10年ほどに向けて、何かに焦点を定めるために、思春期のようにあれこれ探しています。 戦争やいじめ、差別をなくしたい。 罪も . . . 本文を読む
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新一年生向けおすすめの本 「くんちゃんのはじめてのがっこう」

2020年05月24日 | 本の紹介
コロナでなかなか学校に行けない日々ですが、そろそろ学校が始まるころですね。 今日は、新・小学1年生向けの絵本を紹介します。 「くんちゃんのはじめてのがっこう」 ドロシー・マリノ 作 くまのくんちゃんは、はじめて学校というものに入ります。 この学校では、上級生もいっしょに教室で学ぶスタイルです。 字を読んだり、字を書いたりできる上級生を見ていました。 今度はくんちゃんたち1年生が前に出るよ . . . 本文を読む
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