今日は何の日･･･いまから85年前に帝国陸軍の皇道派の少壮将校が下士官、兵士たち1483人を率いて起こしたクーデター･･･二・二六事件の日です。事件は1936年(昭和11年)2月26日午前5時に始まり、2月29日午後2時の下士官、兵士たちの投降、帰隊により終わりました。
クーデター軍は岡田啓介首相を襲い失敗、高橋是清蔵相を射殺、斎藤実内大臣を射殺、渡辺錠太郎教育総監を射殺、鈴木貫太郎侍従長を銃撃、瀕死の重傷を負わせ、湯河原にいた牧野伸顕伯爵をも別動隊を派遣して襲わせましたが牧野は間一髪で難を逃れました。
決起の趣旨はともかく完全な流血テロです。暗殺は周到な計画の下に行われました。
決起軍は三宅坂から桜田門一帯を占拠して皇居内に入ろうとしましたが成功せず、時が経過するとともに鎮圧軍に包囲され、下士官、兵士たちは投降、原隊に復帰、首謀者たちは自首、逮捕されました。
★写真は反乱軍鎮圧のために戒厳令が発令され戒厳司令部になった九段下軍人会館(戦後に九段会館、2011.3.11の東日本大震災で天井崩落、廃館）。写真右は国会議事堂あたりを占拠する反乱軍。
ことの発端は帝国陸軍内の派閥･･･統制派と皇道派･･･の確執といわれます。夜遅くになってしまいました。続きは後で・・・
半藤一利著「昭和史」(2006年 平凡社刊)第5章 二・二六事件の眼目は「宮城占拠計画」にあった 大股で戦争体制へ
146ページから178ページまで32ページです。読んでみるとダイジェストであるが核心をついていて、ことの顛末がおぼろげながらわかってきます。
夜遅くになってしまいました。続きは後で・・・
※コメント欄オープン。
鈴木貫太郎侍従長は弾丸を4発受けて、奥様が止めを私がしますと襲撃将校を引揚させ、緊急手術で一命が助かったそうです。
これらのエピソードを書きたいのですが筆がまだ進みません。
コメントありがとうございました。
縄文人さんがご紹介の「明日への言葉」を懐かしく拝見いたしました。
２０１２年ころ？ＮＨＫの番組で初めて渡辺和子様を知る事となりました。
お父様が２・２６事件に不慮の死を遂げられましたことも、この時紹介の「置かれた場所で咲きなさい」が愛読書に。
２０１５年１０月頃TBS「金スマ」の番組に出演され、著書の紹介にベストセラーに？とも思っております。
渡辺和子さんの想い出になってしまいました。
昭和の時代は日本の敗戦、大変な時代でした。
孫子の時代にこれを伝えたい…と思っています。
コメントありがとうございました。
昭和史の最大事件です。
半藤さんの「昭和史」にそれぞれの襲撃場面が記されています。渡辺和子さんのことも書いています。
渡辺錠太郎･･･名前の知らない人でした。ヨーロッパで大使館付の武官を勤め、周りの見れる人だったのでしょう。天皇機関節の人だったらしいです･･･立憲君主国の王は国会の決めたことを無条件で裁可する象徴天皇･･･帝国憲法でもそうだったのですが・・・それが災いして粛清の標的にされたようです。
牧野伸顕は大久保利通の弟、娘が吉田茂の妻、孫の和子は麻生家へ嫁いで麻生太郎の母、麻生和子、湯河原で襲われたとき孫の和子はいたそうです。
反乱軍の中に栁屋小さん師匠、畑和元埼玉県知事が兵士としていたそうです。
わかりやすいように、あとを続けて書きます。
毎回楽しく、時に知らない事等
勉強させて頂いてます。
今後ともよろしくお願い致します。
２，２６事件については、タイトルだけ知り得るぐらいで、歴史に疎く、
内容についてあまり知り得ない。
渡辺錠太郎の娘、渡辺 和子（わたなべ かずこ、1927年2月11日 - 2016年12月30日）は、キリスト教カトリック修道女 （修道女名：シスター・セント・ジョン）。 学校法人ノートルダム清心学園理事長。
親が射殺される場所に居合わせた。
NHKラジオ深夜便で放送されたのを覚えていました。以下その内容。
参考になれば（生で聴きました）
https://asuhenokotoba.blogspot.com/search?q=%E6%B8%A1%E8%BE%BA%E5%92%8C%E5%AD%90