比企の丘

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世良田の東照宮

2007-06-13 | 道をゆく 関東
6月のはじめ、深谷のユリ祭りの帰りに世良田の東照宮に寄ってきました。群馬県世良田村(前尾島町、現太田市)にあります。東照宮ですから徳川家康公を祀ったお宮様です。

お鳥居があります。東照宮と書いてあります。

キンキラキンです。間違いなく日光の東照宮と同じ系統です。

何故ここに東照宮が?ここは徳川家の先祖の地?。世良田は上野の国新田荘、源氏系の新田氏のテリトリーだったのです。新田義貞が有名人です。鎌倉幕府を滅ぼした人ですがその後の政界の泳ぎ方が下手というかツイテない人で同じ源氏系の足利尊氏に滅ぼされてしまいます。話が脱線しました。

徳川家の先祖は新田氏の血を引く義季がこのへんの徳川という地籍で一家を構えたことから始まるようです。時が流れ三河の国松平郷(現豊田市)のあたりに願人坊主(乞食坊主)で現れたのがこの子孫。チャッカリ松平家の養子にでもおさまったのでしょう。
偉くなると肩書きが欲しくなります。先祖が源氏系の新田氏ということになります。この系図が偽造かどうかは私にはあずかり知らぬことです。

家康は没後(1616年)、静岡市久能山に東照宮として祀られ、1636年日光東照宮に、1644年ここに日光奥社の拝殿が移され分祀されます。間口5間、奥行き3間の小さな拝殿です。三代家光のとき、仕切ったのは天海僧正です。社領200石を与えられ祭祀、修復、管理などを行い、領民は助郷の免除、用水の使用権などの恩典を受けます。東照宮の横に別当寺でもあった長楽寺がありますがまたの機会に。

湯茶の無料接待所があり近所の方らしいご婦人にお茶をご馳走になりました。


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