熊本の旅・・熊本城・・神様になった清正公

熊本城です。
広いんです98万㎡、98ha、約100万町歩、30万坪です。ピンときません。
皇居115ha(外苑まで含め)。大阪城公園106ha。ハンパじゃないです。

1607年加藤清正によって築城されて今年で400年。
当時は全国的に築城ブーム。バブルだったのですかね。

これは西出丸の外堀、長い城壁が続き、その先に戌亥櫓。難攻不落の構えです。

頬当御門辺りからの宇土櫓です。

加藤神社の近くから見た宇土櫓です。

宇土櫓と天守閣に登りました。オジサンたちが案内をしてくれます。宇土櫓はむかしのまんまの木製です。天守閣の骨組はコンクリート製(1960年)。やっぱ木がイイです
宇土櫓では最上階に説明のおじさんがいてお話ししました。詳しいです(アタリマエだ)。
なぜか細川公の話が出てきません。
セイショ公です。熊本では加藤清正は神様にナッチャッタのです。

神様になった元殿様(その倅は殿様失格になります)の神社を尋ねました。加藤神社です。幟が何本も立ってます。境内では何か集まりがあるらしく高級車が並び黒い背広の人たちが礼儀正しく挨拶しあっています。
どうもその関係のお兄さん方のようです　

1588年加藤清正、肥後の国の北半分を封ぜられ旧熊本城に入る。1600年関ヶ原の合戦。天草をのぞく肥後の国南北合わせ54万石に。1601年ごろ？新熊本城の築城に着手。1607年完成。1611年清正死去。忠広が二代目藩主に。1637年加藤家改易。細川家が小倉より転任。1871年廃藩置県。1877年西南戦争。
加藤清正は23年の治世。細川の殿様は250年の治世です。清正は治山、治水、新田の開発とか領民のための施政をしたに違いありません。リーダーとは顔がイイとか背が高いとか演説が上手いとかじゃないんです。民意に応えないと支持率が急落するんです。それにしても神様になるとは。後任の細川の殿様も前任者を立ててその善政を継続したのでしょう。肥後熊本藩54万石、実高は70万石以上といわれます。経済大国です。

お城はランドマークとして築城後280年、戦を経験してません。それが実際の戦(西南戦争)が始まる３日前に天守閣はいとも簡単に燃えてしまいました。それでも実戦での防御は完璧だったようです。

天守閣の写真ですか　ただいま修復中で覆いがかかっていたのです。

そろそろ観光バスのお客さんが多くなってきました。ハングル語や津軽弁や茨城訛りが聞こえてきましたのでサヨウナラして田原坂へ向かいます。