比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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佐久甲州往還で・・・海ノ口駅・野辺山駅

2012-05-12 | 鉄道と駅 甲信越編
国道141号線(甲州佐久街道)を南に向かって走っています。

いかにもむかしの駅という感じの駅を見たので車を停めてみました。
JR小海線佐久海ノ口駅・・・標高1039m、JRで7番目に標高の高い駅。無人駅です。

甲州往還は佐久海ノ口駅あたりから小海線、千曲川と別れて市場坂を上がって野辺山高原へ。
標高差300mを登ると八ヶ岳連峰が見えてきました。左が赤岳(2899m)、右が横岳(2829m)です。
海ノ口、野辺山は南牧村・・・隣の川上村と並んで高原野菜の日本有数の産地です。

野辺山駅・・・日本の鉄道では最高海抜地点(1345.67m)にある駅です。
青年のころ友だちと新宿から夜行列車に乗って小淵沢駅乗換えでこの駅に降り立ったことがあります。
もちろんこんなモダンな建築デザインの駅舎ではありませんでした。

野辺山駅の広場から見た八ヶ岳の主峰赤岳(2899m)、左下の尖塔は大天狗、小天狗。


レトロな感じの海ノ口駅、モダンな野辺山駅・・・どちらがいいかはそれぞれの問題です。

《蛇足》野辺山高原・・・大規模農法による高原野菜、散村集落、ペンション、別荘・・・目を見張るような風景です。それは太平洋戦争敗戦後1946年、政府の「緊急開拓実施要領」により、復員兵、引揚者の入植から始まりました。当初の入植者170世帯、数年足らずして50世帯になったそうです。年間平均6.7℃、無降霜日124日、厳しい地を開発した先達の苦労から今の野辺山があります。
野辺山開拓の歴史は信州大学農学部の研究紀要が詳しい→野辺山地域における農地開発と農地基盤


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