☆「無言館」だけ見たいかたは・・・クリック

今日は8月16日・・・送り盆の日・・・お先祖様の霊が生きているものとしばし過ごしたあと安眠の地に帰る日です。
夕なずむ塩田平を見下ろす丘の上の無言館にやって来ました。
上田市古安曾の山王山・・・小高い松林の中、未完の三重塔で有名な前山寺の近く。
無言館・・・1997年開館した戦没画学生慰霊美術館。
昨年、開館した第二展示室・・・傷ついた画布のドーム・・・の前。

昨年、開館した第二展示室・・・傷ついた画布のドーム・・・の前。

第二次世界大戦・・・アジア太平洋大戦において戦死した画学生の遺された絵を今も窪島誠一郎さんは蒐集(お預かり)を続けておられるようです。既存の無言館では収まりきれなくなったのでしょうか。第二展示館が2008年9月開館しました。
「傷ついた画布のドーム」の展示室、そしてオリーブの図書館(25000点の蔵書)、七つの皿(レストラン)があります。七つの皿のレストランはアットホームな食堂という感じで大きな窓の外は四季の景色がいっぱい。図書室とレストランでゆっくりとした時間をすごしたくなる。そんな感じです。

むかしの言葉では筆塚?
右上に赤いペンキが・・・5年くらい前でしょうか。無言館の中庭に立つ「記憶のパレット」(収蔵された絵の作者たちの名前を刻んだモニュメント)が心無い人に赤いペンキで汚されるという出来事がありました。そのことを忘れないためにこの筆塚に赤いペンキを塗ったとのことです。
傷ついた画布のドームから緩い坂道を登っていくと無言館。


中庭にたつ戦没画学生たちの名前を刻んだ「記憶のパレット」。


記憶のパレットの前で・・・千本の絵筆の筆供養・・・毎年8月の14~16日。


8月の14~16日の5時から、無言館の周りを囲んで灯明が。
若いカップルがローソクに灯を点していました。

若いカップルがローソクに灯を点していました。

日も暮れてきました。無言館の周りを囲んだお灯明が明るく輝いています。
・・・鎮魂・・・

・・・鎮魂・・・

一つ一つの絵の間を歩く・・ムソルグスキーの「展覧会の絵」のプロムナードが聞こえてくる・・・ような・・・
絵は当然のことながら何も語りません。
この絵が何を語っているか・・・それを感ずるのは・・・見た人のそれぞれの心の問題かもしれません。
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ここでの記事をもう一度読み返して、確り見てこようと思っています。
ご紹介有難うございます。
8月終戦お盆にまつわる行ってみたい場所
のno1として日経新聞に掲載されていた。
★ 送り盆安らぎの地へと無言館
館中には素晴らしいそれぞれの画があると言われます。
一度足を運びたいものです。
行ってみたいです・・
ドーマー発芽の森は近くです。リンゴ園もあります。
絵は上手であるかそうでないか、未知数の画家の卵だったのですが、よく遺族の方が保存されていたと思います。
手紙が展示されていますが検閲があり当たり障りない文章です。
生きて帰って絵が描きたかったでしょうね。
それでも窪島館主は「絵はもう一つの画家の命」といってます。
☆蝋燭に 戦没画家の 命の灯
善光寺参りの途中に。
惨い感だわ」と言ってました。「一度行くべき」とも言ってました。行ってみたいです。
戦争は多くの夢を抱いた若い人の命を奪ったのですね。
自分の考えに反しても御国の為にと…
戦場に散られた、この様な若い人の作品を、
大切に保管されているこの様な施設に、
多くの人が訪れ、見て欲しいものですね。
それが、この人たちの供養になる様な気が致します。
(へな爺)
第二展示室も出来たのですね。
オリーブの図書館、七つの皿へも寄ってみたいです。
一番下の無言館のアプローチは以前と変わらないようで、懐かしい光景です。
信州を訪れる機会がありましたらぜひ寄ってみて下さい。