goo

ホモよりポリ!

 

「単一の旋律要素のもとに、複数の声部が和声を構築する音楽」と、ホモフォニー(homophony)を定義づけていますが、もともと 「同一」の意味を持つ homo に対して複数を表すのが poly。 エチレンが重合した構造を持つのが ポリエチレン。抗酸化作用のあるありがたいポリフェノールも分子内に複数のヒドロキシ基(ぐぐってそのまま引用^^;)。

 ともかくこの複数を表す ポリ が、音楽づくりにおいては天敵とも言えます★

 何度も記事にしてきましたが、合唱団員にとって、仲間と違うことをするというのはとてもハードルが上がります。(赤信号 みんなで渡ればこわくない) ってな不埒な人種というわけではないけれど 笑 力を合わせて協力しながら作る合唱音楽に勤しむひとたちは孤独な作業にことのほか不安を感じるのですね。

 ところがポリフォニー(polyphony)では、各声部が完全に独立、主旋律が多いソプラノパートでさえ脇役に回る事の方が多く、それ以外の声部にしばしば主役が任されます。

   Renaissance期の音楽を除けば、現在我々が手掛ける合唱曲は全てホモフォニーであると行っても過言はないですが、それでも必ずポリフォニック的な箇所を有します。奥行ある楽曲にするには音楽スタイルを変化させることが求められるからですね。

  ところが合唱団員にとっては天敵ですから。 あはは。 指導者さんたちはまずこの部分を不安無く歌えるようになるまで助けてあげることが、楽曲の完成度を上げる近道であることを肝に銘じておきましょう。そのsection手前から たじたじ・・ と腰が引けたような演奏にならず、挑んでいけるように練習を重ねてくださいね☆

 

 そのために、「仲間の中でひとりでなにかをする」ことが抵抗なくできるよう、毎回の練習後一人でその日の反省・次回への決意など、ひとこと話すパートミーティングを持つといいですね。できればその時「やさしい声」「役者声」がどれくらい実践できているか、パートリーダーが把握しておいて、今後の活動に役立てるとBestですね。特に学校合唱団ではこういう積み重ねをすると、みずみずしさ漲る音楽集団に成長しますからぜひぜひお試しくださいね♪もちろん成人集団も 手遅れ・・なんてこたぁありませぬ。 あははは

 

 そろそろ音取りを終えて歌い込みに入るころでしょう。どうぞ、ポリフォニック最優先で練習を組み立ててくださいね。 ホモよりポリ! 全国のんごパコ指導者仲間たちの合言葉でっす^0^★ 応援してるよ~☆

 

 このところずっとアナリーゼしている来週千葉Laかおるんごの新曲は、現代曲にもかかわらずほとんどhomophony的な部分が無くパートが独立。おまけに7拍子も頻出で・・・涙 なので昨日、voiceメッセージで プチadviceを一斉送信。火曜日までにきっと取り組んでくれることでしょう。みんな、よろちくね♡

 

 

 昨夜🏐カナダ戦悔しかったぁ・・土曜日のセルビア戦でパリ行きを決めて~! 

 🐶珍しく休日のTさんに頼んでEin君のお爪きりに🚙乗せて行ってもらいまぁす。「小さいのに凄い力で抵抗しますね」と、前回苦笑されたチワワは、飼い主に似てパワフル⁈ あはは

  

 

お知らせ  

●昨年5/17から4回連続の「合唱の作り方」記事、ご参考になさってね☆彡
●オンライン個別発声Lesson・指導お悩み相談 継続しています☆お問い合わせはメールでどうぞ♪
●sakamoto kaoru と you tube 検索なさるとお会いできます♪
小学生全校指導       https://www.youtube.com/watch?v=3V17Cn3loqM
「お籠りハモり」 https://youtu.be/K-1TUz8pwYI 
再生回数40万回超えの「高い声の出し方」も よろしかったら♡
低い声の出し方
https://www.youtube.com/watch?v=YsNSoUjq6UA
 
●メールはこちらでっす   music-sakamoto@mail.goo.ne.jp

 

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )