合唱って 楽しいぃ! ~坂本かおるの実践的上達法~
ハモりのマジシャン「かおるせんせ」が教える極意がDVD付きの本になって第四刷も出ちゃった ☆
歌ってほしい授業
あでなかさん 質問投稿拝見しました。ご一緒に考えてみましょうね。3年以上授業をして「今やっと心がほぐれ声が少し出るようになった」とのこと、なかなか手ごわい学年ですが、向上が見られて何よりですね。
夏休み明けは良い機会なので、少しスタンスを変えた授業開始をお勧めします。以前に講座を受講してくださったそうなのでかおるめそっどはご存じとは思いますが、今日は歌ってもらうことに着眼してみましょう。
たった8年間ですが、小学生の授業をしてきて確信しています。彼らは声を出すイキモノ。笑。 楽しいときは。 の条件付きではありますが。
なので、授業開始時に楽しめる要素をぶつけましょう。
1.「夏休みにね、せんせ、声の出し方勉強したの。ちょっとみんなで試してみよっか?」 などと促し、やさしい声を実践。セリフはもちろんやさしい声を使う場面が◎。
「うわぁ~ 仔犬、よちよちあるいてる!かわいいねぇ~。」「おなかいたいの? だいじょうぶ?」
など、先生が見本のやさしい声でしっかり話しながら地声以外でも伝わることを感じてもらいます。後日、彼らが大きく出そうとしたとき、地声より心地よく負担無く出すことができるからです。
2.1で使った声で楽曲の歌詞を読んでみる
ただ読むより、文節ごとに先生とかれらと交代で読むと楽しめます。詩として書かれていたら 一連ごとにクラスの半分ずつ交代でもOK. この交代作業は楽しむ秘訣です。
3.次にリズムで遊びます。楽曲の中の重要なリズムパターンを取り出して板書し、楽曲を離れてそのリズムを手拍子しながら きらきら星などを ろろろ で歌います。知っているメロディをヴォカリーズで実践することで 手拍子に集中できるからです。
4.3で発散できたのでまた楽曲に戻り、今度は1の声でリズム読みをしてみます。
このようにして多角的に楽曲に取り組み、1の声と慣れた3のリズムで楽曲を歌います。恐らく1学期よりも楽ちんに歌えて彼らの声が出ているはずです☆
音程・強弱・情感 など、先生方が気になるところは、ほとんど彼らには無意味に近いもの・・悲しいけれど、「声を出すことが嬉しい」状態になってからアプローチすべきと考えます。
あでなかさんのご心配通り、このままでは卒業式に委縮して蚊の鳴くような式歌になる恐れがありますよね。 どうぞ、大きな声の子だけでなく、歌の上手な子だけでなく、ひとりひとりが嬉々として歌えるように、寄り添って見守ってあげたいです。
ネットで陰湿にいじめをするような若者を作らないためにも、仲間と声を合わせる歓びをどうか伝道して参りましょうね! ご一緒に♪ 応援しています^0^★
これで二日間夏休みでっす♡ Ein君と水浴びしながら五輪ロス・・ (ToT)
台風が仲良し岩手を飲みこもうとしています。どうか被害が少なくて済みますように。大好きな野生ヤマユリがあちこちに見られるお山たちが土砂崩れを起こしませんように。。祈ります。
お知らせ
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あでなかさんの わくわく感が きっと好循環を生みます!!
応援しています^0^★