のんびり・・・いそいそ~(*くうかんあそび*付き)

なんとか音楽の勉強を続けているちょっと変な主婦兼ピアノ指導者兼ボランティア演奏者の日常。取り留めのない駄文揃い。

#15

2006-06-15 15:50:59 | ほんとえいがのこと
lapuzelさんからツッコミが来たので慌ててエントリーします(笑)。

ちゃんと発売日にGetしましたよ~、「のだめ #15」
今回も笑えました!

今年はモーツァルト没後250年のメモリアルイヤーということで
「のだめ」作中も彼の作品の出番が多かったですね。

モーツァルトといえば、随分弾いていません
10年以上前に
学校の試験→ウィーン研修でレッスンしていただいたのが最後。
ハ短調のソナタでしたが、終楽章まで弾かなかったので
到底勉強したとはいえない代物です。


作中に登場したK.576とK.310のソナタの楽譜を
引っ張りだしてみました。
どちらも素敵な作品でしたが、やはりK.576の方が好みですね。
そう、ワタシはどの作曲家にしても、後期作品フェチ~(笑)!

リストの「波の上を歩くパオラの聖フランチェスコ 云々」というのは
全く知りませんでした(教師失格)。
ここまでワタシに無視されるリストって一体・・・
ラヴェルの「水の戯れ」くらいなら少しは知っていますが
(以前は卒演演目に選ぶ人が多かったような・・・)


作中で、のだめご一行がブノワ家で
モーツァルト時代のコスプレをして演奏するシーンがありましたが
コレはなかなか難儀なんでしょうねぇ
頭はヅラですし(れもちゃ~ん 笑)、着衣は窮屈。
ただ扮装をするということで
音楽を奏でるには大事な「イメージ」というものが
おのずと沸くのでは・・・と思うと
トライしてみたい気持ちもあります(笑)。
音楽なんて「なりきり」みたいな要素も結構ありますから
個人的にはワタシも胸を寄せてあげて
「コンスタンツェ」のコスプレに挑戦したいです
(↑石投げないで~っ


何かと話題のモーツァルトですが、ワタシ個人としては
「簡単だけど、難しくて手をつけるのがコワイ
というスタンスでしか(演奏上の)お付き合いができていません~(泣)。
シンプルだけど、この上なく美しい彼の音楽は
ワタシの人間性や技術的な面を鑑みても
まだまだ侵してはいけない聖域のような存在です。
勿論音楽を奏でる事は、自分自身をごまかすことは一切出来ない
キビチイ行為なのですが、モーツァルトの演奏をすることは
そのまた一段上を行かなくてはなりません
ワタシにはまだモーツァルトを演奏する資格は
なさそうな気がしています。
ソナタ形式嫌いだし(←あっ、逃げてる)。


ブノワさんはモーツァルトマニアという設定で
これまた結構笑えましたが
モーツァルトのファンは熱心な方が多いのかもしれません。
グッズも多そうですね。
ワタシはザルツブルグで買ってきた
肖像のポスターが家にあるだけです。
自筆譜のコピーも買ってきたのですが
師匠へのお土産となりました・・・後はモーツァルト・リキュールだけ。
自筆譜のコピーはもう少し多めに買ってくれればよかったと
後々後悔しました


また作中でシュタイン製のフォルテピアノのレプリカで
演奏するシーンがありましたが
現在のピアノが完成される前の楽器ですから
当然音量も小さく、音色も異なるはずです(映画「アマデウス」参照?)。
こういう機会があるととても楽しいでしょうね
「モーツァルト本当はこういうつもりで弾いていたんだな。」と
いろんな発見ができそうで・・・。


音楽に向かい始め、徐々に開花しつつあるのだめに対して
ターニャはピアノの練習の孤独さを訴えていました。
(で、「息子」の走ると。 笑)
確かにピアノの練習は孤独ですね~。
どーしてもその時理解できないところってありますし
締め切りは迫りますし(なんの?)
追い詰められても、手助けしてもらえる事は稀ですから・・・。
結局自分で何らかの解決しなければならないことが多いわけです。
以前音楽学生は自律神経だかの調子が悪い人が多いとか
何か読んだ事がありますが
心身のバランスを崩す事もあります。
じゃあ、オケだのアンサンブルだのなら少しは気楽なのか?
といわれるとそれなりの地獄があるようですし
結局はその人の性格によるんじゃないかと思います。

産みの苦しみという地獄の後には
自己表現の実現、という快楽が待っているんですけれど(笑)。
師匠いわく
「音楽家は決して高尚なわけではなく、ただの快楽主義者。
 どっちかというといい意味で俗物っぽい(笑)。」
この言葉は現在伝えられるモーツァルトの性格とイメージが一致しますね。


というわけで新刊Getまだの方は是非どうぞ!