
今日は大寒ということでまだまだ寒い日が続くが陽だまりでは早咲きの梅が咲いている。
わが家には六本の梅の木があるのだが、三本は果樹用に畑に植えたもの。
おそらくは「白加賀」あたりなのだろうが、植えた当人(父)もよく覚えていないらしい。
誰が植えたのか知らないが紅梅が一本ある。
しかし、この紅梅は観賞用の園芸種のようで実がついても大きくなったことが無い。
かといって、庭木にするように仕立てたものでもないうえに庭にあるわけでもなく誰が観賞するのか実に中途半端な・・・
近くの山の法には小さな梅の木が一本。
白梅ながら実がついたのを見たことが無い。
もっとも、畑への行き来に邪魔になるので常に刈り込んでいるので数十年たっているのだが腕程の太さしかない。
法とは言っても崖のように切り立った場所なのでわざわざ植えたわけでもないだろうが何故生えているのか謎である。
残り一本は私が子供の頃からある。
その頃でもかなり年数が経っていたように見えたので樹齢が何年なのかはわからない。
しかし、これも実を利用した覚えが無い。
普通、徒長枝という枝は細長く伸びるだけなのだがこの梅の木は針状のトゲのような枝が無数に出てくる。
わが家ではその昔、この枝を利用して繭玉をさして小正月の飾りとしたのだが、この慣わしも途絶えて久しい。