むぎの城さんぽ

日本100名城&続日本100名城を巡っています。
近頃は山城歩きもエンジョイしてます!

手賀城(千葉県)

2022年02月03日 | 百名城以外の城
手賀城てがじょう
別名
構造平山城
築城者不明
築城年代不明
指定史跡
場所千葉県柏市手賀 地図

手賀城は、手賀沼の南岸湿地に突き出た高台に位置します。
千葉介勝胤の子や孫らが手賀六百貫を治めることとなり、手賀城に居住していましたが、
後の天正十八年、豊臣秀吉による小田原攻めの際に落城し、廃城となりました。



興福院

手賀城は二つの郭から成り、伏見稲荷大明神のある主郭と、
興福寺の境内になっている二の郭で構成されています。


興福院山門と標柱

山門脇には標柱があり、興福寺の寺域が手賀城の城域であったことが記されています。
門柱を見ると、現在は門だけになっていますが柱の穴からすると
横に袖塀でもあったのでしょうか。


力石

この丸石は「力石」といい、祭礼など人の集まりのとき、
力自慢の若者がこの石を持ち上げて力比べをし、
その力強さを神仏に奉納したものです。



石に刻まれている数字は、石の重さを示しています。
右側の「四十五メ目余」と刻まれた石は168Kgもあるそうです。


飾り瓦

さてさて、立派な飾り瓦。
お城や神社仏閣に行くと、最近はどんなものがあるのか探してしまいます。
こちらは牡丹でしょうか。
蕾ですが三段になっているのはとても豪華に見えますね。



主郭と二の郭の間の道は、なんとな~く堀跡っぽく見えます。
(城郭大系にはそのようには書いてないけど…)


主郭

主にこの郭が使われたと思われますが、眺めも良く広い平場になっています。


城址碑

城址碑は主郭と二の郭の間の虎口と推定される場所にあります。


伏見稲荷大明神

最北端には伏見稲荷大明神があります。


眺望

伏見稲荷大明神の裏から手賀沼方面を見ています。
眺め良いですね。



真っすぐ北を見ています。
遠くに霞んで見える山が筑波山です。


筑波山

ズームしてみました。
我が家からも条件が合えば見ることが出来る筑波山。親しみ感あります。


土塁

南西角に残る土塁です。
ちょっと削れつつありますが、まだ土塁と判別出来る高さに残っています。


気持ち良く野菜が作れそうな畑(主郭)です。
何か残ってないかなあと思って歩き回ってみたのですが土塁らしきものも見当たらない。
さて帰ろうと思ったところで土塁に遭遇。
通過してきた北西の道も、おそらく堀であったと思われます。


令和3年12月30日登城


今回の参考本




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