今回の札幌大会はクラフト&ハイベックを除いてはフルメンバーで、豪華な顔ぶれとなった。
トレーニング、予選と日本チームも好調で、ナイスな試合が期待できそうな予感。
予選前の記者会見
1戦目はナイトゲーム。
コンディションは緩い追い風で強弱もほとんどなく、ガチンコの力勝負。
夜は穏やかで本当にいい条件だ。
大倉山とは思えない(笑
それにしてもスロベニア祭になるとは…これは予想外だったね。
向い風の条件ならまだしも、この条件でプレフツ3号機とクラニエッツがここまでのパフォーマンスが出来るとは思っていなかった。
勝ったのはプレフツで格の違いを見せつけられた。
2本目のジャッジスコアは59p!
紀明曰く、ペーターには敵わんわ!
全選手がそう思ってる、それぐらい完璧な1号機。
ロボットの様に正確無比、人間とは思えないくらいミスが無い、それと感情のコントロール。
コンスタントのレベルが尋常じゃないくらい高い。
シーズンに選手は完璧と思えるようなジャンプは2~3本くらいしか大体は出来ないものなんだが、今シーズンはいったい何本それをやってのけてるのか…
スーパーマンです。
紀明も相当なモンスターなんだけどね…
今回はスロベニアの大使も来ていて、喜びこの上なかったことでしょう。
なんと、Jsportsに加入してくれるそうだ。
ありがとうございます。
オーバーオールで少しでもポイント差を詰めたかったフロイントは2本目にランディングミスで転倒してしまい、何しに日本まで来たのかと残念がるも10位に。
日本チームも紀明が4位、大貴5位、択8位とトップ10に3人と、素晴らしいリザルト。
20位に陵侑、28位に潤志郎とWCポイント獲得した。
2戦目はデーゲーム。
昨日とは全く表情を変えた大倉山。
天気は最高だけれど向い風が吹き、そして強弱も頻繁で、ロシアンルーレットばりの運命ゲームだ。
これが本来の大倉山、これぞ大倉山だ。
海外ではサプライズボックスの大倉山と言われている。
それを楽しむのが大倉山の醍醐味で面白さ、ボーナスが当たる選手はこの上なくハッピー、そうじゃない選手の落胆もまたドラマだ。
ゲートの設定も今まで使用した事のない所まで下がる、前日はNo.15、16ゲート、今日はNo.6、7、8ゲート。
今のレベルの高いジャンパー達が最高の向い風を貰えば、ここ大倉山では何処までゲートを下げても飛んでくる。
アプローチの長さもスピードもノーマルヒル並みのラージヒル。
こんなジャンプ台は世界でここだけ、それが大倉マジック!
ただの向い風ではなく、ランディングバーンを這い上がって行く大倉独特のアゲンストはジャンパー達をどこまでも空中に持ち上げる。
そんな設定だが、時々その勢いを弱めた時には選手はなす術なしでランディングバーンが迫ってくる。
大貴が1本目141.5mとWCヒルレコード!
予選でヒルレコードを塗り替えたドメンの141mを更新。
しかし、すぐさまファンネメルが143.5mとまたまたヒルレコード更新!
いや~、面白い。
大貴はジャッジスコアで58pと高得点を叩き出し、飛距離でファンネメルにやられたものの1本目はトップ。
続いてテレマークランディングを決めれなかったファンネメル、そして僅差で紀明。
前日お祭りだったスロベニアはプレフツ11位、ドメン14位、クラニエッツは予選大敗。
調子のいい択、ストッフ、クバツキ、ライエなどが質の悪い風に当たり、ファイナルに進めずと波乱もあった。
なんともやるせない…
2本目、大貴の優勝に期待がかかる。
紀明逆転できるか…
2人ポディウムに乗るチャンスだ。
風は1本目より幾分弱まった感じがあるが、周期的にブレーキングトラック方向からいい風は入ってくる。
その周期にはまればしめたものだが…
その周期にはまれたのは、今日はノルウェー勢のファンネメル、フォルファングのFFコンビにタンデ、ガングネス1人で悪い物を全部背負ってくれたか…
フロイント、フライタークのこれもドイツのFFコンビだ。
今日はFの日?!
紀明も好条件だった。
勿論、ジャンプの内容も素晴らしいものではあったが、最終ジャンパーの大貴には風が微笑んでくれなかった。
何なんだ一体…
コウデルカ、ガングネス、デコンブセボアも背を向けられ、大きく順位をおとした。
1位はファンネメル、2位フォルファングとノルウェーのワンツーフィニッシュ。
3位に紀明、ホームでポディウムは良かったぁ。
大貴は7位に後退してしまったが、やれることはやったと思う。
大倉ではしょうがない。
フロイントは4位、プレフツ6位、ドメンは10位。
潤志郎21位、25位に中村直幹は健闘した。
謙司郎29位。
紀明が30日に第一子誕生で女の子、おめでとう㊗️
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます