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思いつくままに綴っています。

前任校の思い出(50期生へのメッセージ)

2014-01-05 | H高校とF高校の思い出

H高校50期生へ書いた卒業新聞を見つけた。こんなことを書いていたのか、と懐かしく思った

「幸せな人生とは」

50期生の皆さん、卒業おめでとうございます。皆さんは今、大きな夢と目標をもって、意気揚々とされていることと思います。しかし長い人生の中には挫折や悩みもあります。事実、自分の進路に関して望み通りいかなかった人もたくさんいたことと思います。有名校に入り大企業に就職することだけが、幸せな人生では決してありません。同じ一つの事柄に対して幸せと感じる人もいればそうでない人もいるのですから、幸せというものは、結局は自分の心の中に存在するものだと思います。

この先、不透明な時代のなかで、自分自身を見つめる余裕を持ち、自分らしさを失うことなく、一つ一つの小さな喜びを幸せであると感じることができることは大切なことだと思います。また自分のことを大切にすると同時に、他人のために何かをしてあげることが、どれほど自分を嬉しい気持ちにさせてくれるか、実感してほしいと思います。そしてその気持ちは、永遠に自分の心の中に残り、やがては自分を幸福にしてくれるものになるのだと思います。

また、これからはボーダーレスの時代がやってきます。一つの家族、民族と言った枠を超えて、国と国が一つの大きな地球家族になろうとしています。そのような中で地球上には様々な考え方や、価値観をもった人々が存在し、お互いに人として相手を尊重していく姿勢が大切です。そして広い視野で物事を見つめることが必要になります。皆さんには、これからの世の中で人類愛の気持ちを持ち、「何が本当に大切なことなのか」を見失うことなく、自分の人生を前向きに生きてほしいと願っています。

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