口は災いの"素"

音楽テクニカルライター布施雄一郎のポジティブなネガティブ語録/独り言編

おいしくて残念!?

2006-05-27 14:39:03 | 食生活

4時就寝、8時起床。


昨日の夕方のこと。
学校帰りの相方から、電話がきました。


   相『上野で北海道展やってて、アレが売ってるけど、買う?』

   僕『それって、ウマイやつ?マズイやつ?』

   相『いやぁ、ちょっとわからん』

   僕『ま、せっかくだから、買って来て!(^◇^)』


そして、それを今日食べてみました。


   僕『ウマイんかなぁ。マズイんかなぁ。(^◇^)』

   相『どやろ?食べてみようや!(^0^)』

   僕『…あれ?美味しいんじゃない?』

   相『あ~、ほんまや。美味しいわ。ありゃぁ~』

   僕『なぁ~んだ、これ、ウマイやつなんだ。ガッカリ。』

   相『残念やなぁ…』


どう考えても、日本語としておかしな会話ですが、
食べているのがコレとわかれば、多くの人も納得でしょう。
そう、あの


   マズイマズイものすごぉ~くマズイ


ということで、
めちゃくちゃ売れたという


   札幌グルメフーズ『ジンギスカンキャラメル』


を買って来てもらったわけです。


   *****


実は、つい数日前に、朝日新聞の夕刊に
このキャラメルの話題が取り上げられていたんです。
その見出しに、思わず「うむぅ~」と声を上げてしまいました。


   おいしくしたら売れ行き半減
   ジンギスカンキャラメル(朝日夕刊と同じ記事asahi.com)



確か、以前目にした記事によると、
北海道の名物であり、最近人気となっている『ジンギスカン』の風味を
お菓子にした『ジンギスカンキャラメル』は、昨年2月に発売。

当初は、特に話題にもならなかったようなんですが、
そのあまりの『マズさ』に、罰ゲーム用のお菓子として一気にブレーク!

新聞やテレビ、雑誌などにも取り上げられ、ピークの10~11月には月15万箱、
今でも月約10万箱が売れているヒット商品なんだそうです。


   ところが。


この『ジンギスカンキャラメル』を作ったメーカーは、
別にマズイものを作ろうと思っていたわけではなく、


   『おいしい』という声を聞きたい。多くの人に舌鼓を打って欲しい(社長談)


ということで、味付けに改良を加えてしまったそうなんです。
その結果、


   美味しくなってしまった。


んでもって、


   売れ行きが半減してしまった。


お~まい~がぁ~!(ToT)


   *****


う~ん、確かに、美味しいんです。
この『新ジンギスカンキャラメル』。^^;)

でも、確かに、それだけで終わってしまいました。
しかも、何故だか、ガッカリ気分( ̄w ̄)ぷ


『いい物』が売れるとは限らない世の中。
でも、『いい物』を作りたいというのは、作り手の本能。

でも、芸術ではなく、商売をするなら『売れる物』を作ることも大切。
この『いい物』と『売れる物』のバランス。


いやぁ~、奥が深いっす。ジンギスカンキャラメル。



残念ながら、ウマイっす( ̄w ̄)ぷぷぷ