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<東日本大震災>で被災された皆さまに心からお見舞い申し上げるとともに一日も早い復興をお祈り申し上げます。

電撃引退!

2011-07-20 16:30:50 | 日記
‡つい先日のブログで,元横綱・千代の富士が20年余りに渡って持っていた通算勝ち星”1045勝”という前人未踏の大記録を,大関・魁皇が更新した話を書き記したけど ……その魁皇が,何と何の前触れもなく「引退」を表明したのだ。

まさに”電撃引退”という感じである……。人前で裸になる事がイヤだった,という古賀少年が角界に入り,何と23年間に渡って”土俵人生”を勤め,その半分近くを〈大関〉として相撲をとってきた……つくづく人の人生って分からない!

若い頃,片手でリンゴを握り潰したり,100キロの握力計の針を振り切ったり,それぞれの手にいっぱいのビール瓶を入れたケースを二つずつ持って運んだり……と,その怪力は有名だが,「気は優しくて力持ち」とは魁皇の事を言い表しているみたいだ。その佇まいは博多人形を思わせる。

横綱の貴乃花,若乃花(三代目),曙,大関の武双山,そして土佐の海……といったライバル達が土俵を去っていく中,現役にこだわり続けてきたと言う魁皇。満身創痍で土俵に立ち続けてきた38歳は「まさか破られる事はない」と言われた大記録を塗り替え,ピンと張り詰めた糸が切れたかの様に,現役に別れを告げる事になった。

今場所……朝は魁聖と”三番勝負”を行い,取組後は”腰痛”の治療に通っていたというが,腰だけではなく首をはじめ肩,肘,膝,そして足と痛くない箇所がない位だろう。まさに満身創痍で相撲を取っていたのだろう。魁皇の引退で大関以上に日本人の力士が,いなくなってしまった……。

魁皇と高見盛が土俵に上がると凄い歓声が沸く。魁皇の引退で一つの時代が終った。折しも,もう一人の”人気者”高見盛は負け越し,来場所は十両への陥落が必至だ。見ていて明らかに体力の衰えを感じる。ちょうど”新旧交代”の時期なのだろうか,と感じる。魁皇は「浅香山」を襲名して 友綱部屋で後進の指導に当たる。

今朝の新聞は,この魁皇の引退を大きく報じている。4時からのNHKの「大相撲」放送でジックリと,魁皇の"偉大な足跡 "に浸っています。そうそう宍倉さん,谷村新司の<ブレーノート>のライブの事,先月19日のブログで書いたやつです。(笑)氏が最近「ココロの学校」のタイトルでやっているライブを<ブルーノート>で,愛娘の詩織さん等と一緒に歌っています。今までのホール等とは違って,お客さんが手が届く様な距離の……小さなホールでのライブもいいもんですよ。(笑) <茨城>

※写真は2000年に大関に昇進した魁皇。その表情は若々しい。