こんばんは! 毎週水曜日は「ディメンション・ウェンズデー」の更新です!
このホームページ「ディメンション・ウェンズデー」は㈱ブロッコリーから好評発売中のトレーディング・カードゲーム「ディメンション・ゼロ」の攻略ホームページです。
あらためまして、こんばんは。 「ディメンション・ウェンズデー」管理人の千里夜行です。
冬の寒さもスパート中!みなさん体調にはお気を付けください。そんな冬の、m、あっただなか、クイックスタートカップ&初心者講習会などイベントも開催中ですぞ。
◆クイックスタートカップ&体験会開催!(ディメンション・ゼロ オフィシャルサイト)
>http://www.dimension-zero.com/special/100123_quickstart.html
★今週のディメンション・ゼロ ニュース
NEW!◆ディメンション・ゼロくじ、当選番号発表!(ディメンション・ゼロ オフィシャルサイト)
>http://dimension-zero.com/special/2010_omikuji.html
年末年始の公認大会で配られた「ディメンション・ゼロくじ」はちゃんと保存してあるかな?
ついに当選番号が発表されました!
当たるも八卦当たらぬも八卦? どきどきの当選発表は上記リンクで!
◆究極アルティメットグランプリ開催概要(ディメンション・ゼロ オフィシャルサイト)
>http://dimension-zero.com/special/100123_ultimate.html
究極アルティメットグランプリ、予選大会開催中!
ファーストからフォースまで、そして制限や禁止カードまでオールOKの究極イベント、「究極アルティメットグランプリ」の予選! 予選大会で勝ち抜けば、本戦招待状(一回戦不戦勝)と【神を討つ魔剣の勇者】(Ⅳ-3)のホログラムバージョンがもらえます!
詳細は上記リンクまで!
◆【重要】カードテキストの表記変更に伴う能力の修正について(ディメンション・ゼロ オフィシャルサイト)
→表記変更について>http://dimension-zero.com/news/main.html#011801
エラッタについて→>http://dimension-zero.com/rule/eratta/main.html#text
好評発売中のクイックスタートデッキでは、よりわかりやすいようにカードの能力表記一部変更しています。特に【変炎獣ゲルサラマンダー】(Ⅲ-4)は効果が誘発するようになりましたのでご注意ください。
詳細は上記リンクまで!
さてさてさて。今回のテーマは【真・益々繁盛】(Ⅳ-4)です。
禁呪3を持ちながらその強さには常に疑問符をつけられているカードですが、実際の強さはどうなのでしょうか?
今回はその真価を検証していきたいと思います。
★繁盛してもいいでっか?
では、まずはテキストを確認してみましょう。
【真・益々繁盛】(Ⅳ-4)+
ストラテジー 青3無X クイック 色:青 禁呪:3
効果:
あなたはカードをX枚引く。
メッちゃシンプルなテキストですな。エネルギーを費やせば費やすほど半端ない枚数を引くことができる、ある意味最強のドローカード。かつて最高のドロー枚数を誇った【金のなる珊瑚】(Ⅰ-2、7コスト3枚ドローの青のストラテジー)を彷彿とさせますが、コスト運用が比較的柔軟に行えます。
しかし、このカードは、直接盤面に影響を与えない。でも多めのコストを使用しないと十分な効果を発揮しにくいカード。使いやすく強い、とは言えないかもしれません。
私自身も、このカードの強さは確信を持てないままでした。
★繁盛の恐怖
【真・益々繁盛】が登場したばかりの頃、何とか使ってみようと奮闘したのですが上手くいかず、そのままカードケースの中に眠っていたのです。
そんなある日、D-0を友人と楽しんでいた時のことです。
千里夜行「優先権放棄」
まっすぁん(仮名)「では、【真・益々繁盛】をプレイします。Xは7で」
千里夜行「はい、どう――、7なな!?」
ざわ・・・まさか・・・
当時、彼がデッキに採用していることを私も含めて他の誰も知らなかったので、その場にいた人は皆、自分の耳を疑いました。7枚ドロー? 何その異世界? 貴様なぜカードの束を手に握っている!?
はっきり言って、盤面が余程勝っていない限り、一気に7枚ものドローをした相手をそうそう突破できません。むしろ、【真・益々繁盛】やべーよ!
その後、脅威を感じた私は【真・益々繁盛】を生かしたデッキができないかと試行錯誤を続けています。
★ドローカードを生かそう
【真・益々繁盛】は禁呪3に値する高いカードパワーを与えられていると思います。コンボやギミックではなく、自身一枚だけで大量ドローを可能な効果が強力であることは事実。
ところが、最大のカードパワーを発揮するためにはある程度以上のコストを費やさなければならないため、実際に使用して弱いタイミングもあります。
主なポイントは次の2つだと考えます。
◆【真・益々繁盛】を使っても勝利に結びつかないケース
1、コストを消費して隙を見せたら負ける状況。
2、複数枚あっても意味のないカードを引いた場合
【真・益々繁盛】をデッキで生かすためにはこの2つをクリアする必要があるでしょう。その点を踏まえて組んで見たのが今回紹介するデッキです。
★千里式青黒コントロール「真マスコン」
(黒×3、青×27、青黒×10・・・ユニット×21、ベース×6、ストラテジー×113
3*失恋の痛み(Ⅰ-1、Ⅱ-1、流星)
3*粉雪の魔氷パウダースノー(Ⅱ-1)
3*香魔マナカ(Ⅳ-4、流星)
1*七つの海の王子(Ⅳ-1)[禁呪1]
3*オーガキャプテン(Ⅱ-2)
2*タイラント・タイガービートル(4-3)
1*ギガント・カープ(Ⅳ-1)
3*蒼王星キングトライデント(Ⅳ-3)
3*海底都市中央銀行(Ⅳ-3)
2*ナーガ・ソウル(Ⅳ-1)
3*不運の始まり(Ⅳ-4)
3*真・益々繁盛(Ⅳ-4)≪禁呪3≫
3*堕天使ムリエル(Ⅲ-4)
2*輝く時のクリスタルクロック(Ⅲ-4)
3*時空城塞(Ⅲ-4)
2*時空浸食(Ⅲ-4)
まず、「コストを消費して隙を見せたら負ける状況」。これは逆にいえば使用しても大丈夫な状況を作らなければなりません。今回はその為にコントロールデッキ風に組んでみました。相手のビートをある程度抑えてから反撃する方向性ですね。
次に「2、複数枚あっても意味のないカードを引いた場合」。これに一番引っかかるのは「ドローカード」と「ベース」です。例えば、【真・益々繁盛】を使って5枚ドローしたとしましょう。その内訳が【再改造手術】(Ⅳ-1)や【ラム酒を一杯】(Ⅱ-2)、あるいはベースカードばかりだったらその【真・益々繁盛】はほとんどの場合大変弱いでしょう。
そのため、【真・益々繁盛】以外のドロー専用カードやベースの枚数は少なめにしました。その関係で補給や急襲を用いるカードは今回採用していません。ただし、その為に【真・益々繁盛】を使用するまで手札枚数を増やせないとコントロールデッキとしての機能不全も起こしかねないので、【粉雪の魔氷パウダースノー】(Ⅱ-1)などの手札稼ぎ用のカードは採用しています。
★注目カードピックアップ!
・【粉雪の魔氷パウダースノー】(Ⅱ-1)、【香魔マナカ】(Ⅳ-4)
青1コスト最強ユニットコンビ。プランからの使用で手札を増やしてくれるほか、1コスト3000の火力としても活躍。
【時空城塞】を手札に戻す適当な対象としても使える。
・【不運の始まり】(Ⅳ-4)
プランからの手札増やしももちろんですが、後手に回りやすいこのデッキでは、ゲームの流れをある程度把握できるのはうれしい。もちろん、こちらにとっての脅威が見えたら山札の下に送ってやりましょう。
【失恋の痛み】ともうまく組みあわせて使いたい。
【不運の始まり】と【失恋の痛み】は共にプランからの使用が理想の一つだが、例えば【真・益々繁盛】の大量で引いてきたときでも生きるはずだ。
・【オーガ・キャプテン】(Ⅱ-2)
ベースをおかれるたびに隣接する相手の5コスト以下のユニット。隣接していることが条件ながら、【時空城塞】とのコンビで繰り返し使用することが可能なのが嬉しい。こいつがいるなら相手のビートに対して【海底都市中央銀行】を手札に持って構えておくのもあり。
・【ギガント・カープ】(Ⅳ-1)
奇襲用に投入。【時空城塞】で何度でも飛び跳ねるぞ。【ナーガ・ソウル】との組み合わせもいい。
・【ナーガ・ソウル】(Ⅳ-1)
プランに見えたら墓地に落としておいて後から回収しよう。もちろん【時空城塞】でリサイクルだ!
・【輝く時のクリスタルクロック】(Ⅲ-4)
相手の攻め手を抑えながらユニット展開できる。
ただし、場を離れると相手が手札からユニットを出せるデメリットには注意。特に、相手が大型ユニットを多数抱えるデッキなら使用に要注意だ。【アニヒレイト・ドラゴン】などが降ってきたら目も当てられない。
・【時空浸食】(Ⅲ-4)
わずか3コストでほとんど相手を選ばず相手ユニットを除去! 手札を捨てるコストは【ナーガ・ソウル】でごまかしたい。
★このデッキを改造するなら
今回は【時空城塞】を軸にしたコントロール色を強いデッキにしました。
手札をカバーする方法は大量に入れたので、【真・益々繁盛】の枚数は2枚にして、他の禁呪カードを採用してもよいかもしれません。
みなさんも食わず嫌いせず、【真・益々繁盛】の圧倒的なドローパワーを是非試してみませんか?
★カードの強さの再分析
ディメンション・ゼロを以前から遊んでいる人ほど、汎用性の高いカードの強さに敏感だと思います。
この【真・益々繁盛】は、「場面やデッキを選ぶ」という意味では汎用性は低いと言えるでしょう。しかし、大量ドローは強力な効果に違いありません。今まで登場したカードの中でも、人気がなかったり使いにくいけど強力な効果を秘めているカードが、まだ眠っているかもしれません。フィフスセンチュリーまで時間がある今だからこそ、カードアルバムを見直してみませんか?
★今週のディメンション・ゼロ サイトチェック!
●第34回:「究極アルティメットグランプリ」直前! 懐かしのデッキを振り返る(Dimension walker
)
>http://www6.ocn.ne.jp/~d_walker/column/034.html
Dimension walker、第34回となるコラムは、究極アルティメットグランプリに向けた古豪デッキのお話。かつてトーナメントを席巻したデッキを振り返りつつ、現在のカードプールでの改良の濃厚性もちりばめた内容になっているぞ。
●青黒スティングフィッシュコン(
ジークのOS ブログ出張所)
> http://star.ap.teacup.com/zeeqos/252.html
青黒の【ギガント・スティングフィッシュ】のギミックを使用した青黒コントロールデッキの紹介。
【時空城塞】を軸の一つになっている点は同じですが、今回私の記事で紹介したデッキよりコンボ要素を推し進めた、ギミックに富んだデッキだと思います。
●実際に回してみた感想(のんびりとD-0ブログ)
>http://blogs.yahoo.co.jp/kamisatotakasuke/49953279.html
クイックスターットデッキ「魔剣」&「流星」考察。「魔剣」「流星」同士での対戦考察もあるので、クイックスタートカップの研究にも。
実際、構築済みデッキ同士の対戦だと、プレイミスがわかりやすいので自身のレベルアップにも良いかもしれませんよ。
また、山田さんの「のんびりとD-0ブログ」では「魔剣」デッキの改造攻略もされているので、是非他の記事もチェックしてみてください。
●クイックスタートデッキ解説(スマッシュ7点)
>http://blogs.yahoo.co.jp/horipupa/51633847.html
クイックスタートデッキ「魔剣」&「流星」考察(上記リンクの前説から各解説に飛べるようにされています)。こちらでは、デッキの扱い方や実戦でのアドバイスなどを中心に書かれています。初心者の方はもちろん、人にプレイングなど説明される際の参考にも。
●初心者向け簡易ルールブック(ゼロの丘)
・その1>http://sky.ap.teacup.com/zeronooka/529.html
・その2>http://sky.ap.teacup.com/zeronooka/530.html
>魔剣と流星にはプレイマット裏のルールリファレンスしか付属していません。そこでルールリファレンスの補足の為に簡易ルールブックとして以下の記述を用意します。基本的には公式サイトで見られるルールブックと同一ですが総合ルールを見なくてもあまり困らない程度に補足しています
というわけで、今日は終了の時間になりました。
それではまた、次回の更新で。ごきげんよう~
このホームページ「ディメンション・ウェンズデー」は㈱ブロッコリーから好評発売中のトレーディング・カードゲーム「ディメンション・ゼロ」の攻略ホームページです。
あらためまして、こんばんは。 「ディメンション・ウェンズデー」管理人の千里夜行です。
冬の寒さもスパート中!みなさん体調にはお気を付けください。そんな冬の、m、あっただなか、クイックスタートカップ&初心者講習会などイベントも開催中ですぞ。
◆クイックスタートカップ&体験会開催!(ディメンション・ゼロ オフィシャルサイト)
>http://www.dimension-zero.com/special/100123_quickstart.html
★今週のディメンション・ゼロ ニュース
NEW!◆ディメンション・ゼロくじ、当選番号発表!(ディメンション・ゼロ オフィシャルサイト)
>http://dimension-zero.com/special/2010_omikuji.html
年末年始の公認大会で配られた「ディメンション・ゼロくじ」はちゃんと保存してあるかな?
ついに当選番号が発表されました!
当たるも八卦当たらぬも八卦? どきどきの当選発表は上記リンクで!
◆究極アルティメットグランプリ開催概要(ディメンション・ゼロ オフィシャルサイト)
>http://dimension-zero.com/special/100123_ultimate.html
究極アルティメットグランプリ、予選大会開催中!
ファーストからフォースまで、そして制限や禁止カードまでオールOKの究極イベント、「究極アルティメットグランプリ」の予選! 予選大会で勝ち抜けば、本戦招待状(一回戦不戦勝)と【神を討つ魔剣の勇者】(Ⅳ-3)のホログラムバージョンがもらえます!
詳細は上記リンクまで!
◆【重要】カードテキストの表記変更に伴う能力の修正について(ディメンション・ゼロ オフィシャルサイト)
→表記変更について>http://dimension-zero.com/news/main.html#011801
エラッタについて→>http://dimension-zero.com/rule/eratta/main.html#text
好評発売中のクイックスタートデッキでは、よりわかりやすいようにカードの能力表記一部変更しています。特に【変炎獣ゲルサラマンダー】(Ⅲ-4)は効果が誘発するようになりましたのでご注意ください。
詳細は上記リンクまで!
さてさてさて。今回のテーマは【真・益々繁盛】(Ⅳ-4)です。
禁呪3を持ちながらその強さには常に疑問符をつけられているカードですが、実際の強さはどうなのでしょうか?
今回はその真価を検証していきたいと思います。
★繁盛してもいいでっか?
では、まずはテキストを確認してみましょう。
【真・益々繁盛】(Ⅳ-4)+
ストラテジー 青3無X クイック 色:青 禁呪:3
効果:
あなたはカードをX枚引く。
メッちゃシンプルなテキストですな。エネルギーを費やせば費やすほど半端ない枚数を引くことができる、ある意味最強のドローカード。かつて最高のドロー枚数を誇った【金のなる珊瑚】(Ⅰ-2、7コスト3枚ドローの青のストラテジー)を彷彿とさせますが、コスト運用が比較的柔軟に行えます。
しかし、このカードは、直接盤面に影響を与えない。でも多めのコストを使用しないと十分な効果を発揮しにくいカード。使いやすく強い、とは言えないかもしれません。
私自身も、このカードの強さは確信を持てないままでした。
★繁盛の恐怖
【真・益々繁盛】が登場したばかりの頃、何とか使ってみようと奮闘したのですが上手くいかず、そのままカードケースの中に眠っていたのです。
そんなある日、D-0を友人と楽しんでいた時のことです。
千里夜行「優先権放棄」
まっすぁん(仮名)「では、【真・益々繁盛】をプレイします。Xは7で」
千里夜行「はい、どう――、7なな!?」
ざわ・・・まさか・・・
当時、彼がデッキに採用していることを私も含めて他の誰も知らなかったので、その場にいた人は皆、自分の耳を疑いました。7枚ドロー? 何その異世界? 貴様なぜカードの束を手に握っている!?
はっきり言って、盤面が余程勝っていない限り、一気に7枚ものドローをした相手をそうそう突破できません。むしろ、【真・益々繁盛】やべーよ!
その後、脅威を感じた私は【真・益々繁盛】を生かしたデッキができないかと試行錯誤を続けています。
★ドローカードを生かそう
【真・益々繁盛】は禁呪3に値する高いカードパワーを与えられていると思います。コンボやギミックではなく、自身一枚だけで大量ドローを可能な効果が強力であることは事実。
ところが、最大のカードパワーを発揮するためにはある程度以上のコストを費やさなければならないため、実際に使用して弱いタイミングもあります。
主なポイントは次の2つだと考えます。
◆【真・益々繁盛】を使っても勝利に結びつかないケース
1、コストを消費して隙を見せたら負ける状況。
2、複数枚あっても意味のないカードを引いた場合
【真・益々繁盛】をデッキで生かすためにはこの2つをクリアする必要があるでしょう。その点を踏まえて組んで見たのが今回紹介するデッキです。
★千里式青黒コントロール「真マスコン」
(黒×3、青×27、青黒×10・・・ユニット×21、ベース×6、ストラテジー×113
3*失恋の痛み(Ⅰ-1、Ⅱ-1、流星)
3*粉雪の魔氷パウダースノー(Ⅱ-1)
3*香魔マナカ(Ⅳ-4、流星)
1*七つの海の王子(Ⅳ-1)[禁呪1]
3*オーガキャプテン(Ⅱ-2)
2*タイラント・タイガービートル(4-3)
1*ギガント・カープ(Ⅳ-1)
3*蒼王星キングトライデント(Ⅳ-3)
3*海底都市中央銀行(Ⅳ-3)
2*ナーガ・ソウル(Ⅳ-1)
3*不運の始まり(Ⅳ-4)
3*真・益々繁盛(Ⅳ-4)≪禁呪3≫
3*堕天使ムリエル(Ⅲ-4)
2*輝く時のクリスタルクロック(Ⅲ-4)
3*時空城塞(Ⅲ-4)
2*時空浸食(Ⅲ-4)
まず、「コストを消費して隙を見せたら負ける状況」。これは逆にいえば使用しても大丈夫な状況を作らなければなりません。今回はその為にコントロールデッキ風に組んでみました。相手のビートをある程度抑えてから反撃する方向性ですね。
次に「2、複数枚あっても意味のないカードを引いた場合」。これに一番引っかかるのは「ドローカード」と「ベース」です。例えば、【真・益々繁盛】を使って5枚ドローしたとしましょう。その内訳が【再改造手術】(Ⅳ-1)や【ラム酒を一杯】(Ⅱ-2)、あるいはベースカードばかりだったらその【真・益々繁盛】はほとんどの場合大変弱いでしょう。
そのため、【真・益々繁盛】以外のドロー専用カードやベースの枚数は少なめにしました。その関係で補給や急襲を用いるカードは今回採用していません。ただし、その為に【真・益々繁盛】を使用するまで手札枚数を増やせないとコントロールデッキとしての機能不全も起こしかねないので、【粉雪の魔氷パウダースノー】(Ⅱ-1)などの手札稼ぎ用のカードは採用しています。
★注目カードピックアップ!
・【粉雪の魔氷パウダースノー】(Ⅱ-1)、【香魔マナカ】(Ⅳ-4)
青1コスト最強ユニットコンビ。プランからの使用で手札を増やしてくれるほか、1コスト3000の火力としても活躍。
【時空城塞】を手札に戻す適当な対象としても使える。
・【不運の始まり】(Ⅳ-4)
プランからの手札増やしももちろんですが、後手に回りやすいこのデッキでは、ゲームの流れをある程度把握できるのはうれしい。もちろん、こちらにとっての脅威が見えたら山札の下に送ってやりましょう。
【失恋の痛み】ともうまく組みあわせて使いたい。
【不運の始まり】と【失恋の痛み】は共にプランからの使用が理想の一つだが、例えば【真・益々繁盛】の大量で引いてきたときでも生きるはずだ。
・【オーガ・キャプテン】(Ⅱ-2)
ベースをおかれるたびに隣接する相手の5コスト以下のユニット。隣接していることが条件ながら、【時空城塞】とのコンビで繰り返し使用することが可能なのが嬉しい。こいつがいるなら相手のビートに対して【海底都市中央銀行】を手札に持って構えておくのもあり。
・【ギガント・カープ】(Ⅳ-1)
奇襲用に投入。【時空城塞】で何度でも飛び跳ねるぞ。【ナーガ・ソウル】との組み合わせもいい。
・【ナーガ・ソウル】(Ⅳ-1)
プランに見えたら墓地に落としておいて後から回収しよう。もちろん【時空城塞】でリサイクルだ!
・【輝く時のクリスタルクロック】(Ⅲ-4)
相手の攻め手を抑えながらユニット展開できる。
ただし、場を離れると相手が手札からユニットを出せるデメリットには注意。特に、相手が大型ユニットを多数抱えるデッキなら使用に要注意だ。【アニヒレイト・ドラゴン】などが降ってきたら目も当てられない。
・【時空浸食】(Ⅲ-4)
わずか3コストでほとんど相手を選ばず相手ユニットを除去! 手札を捨てるコストは【ナーガ・ソウル】でごまかしたい。
★このデッキを改造するなら
今回は【時空城塞】を軸にしたコントロール色を強いデッキにしました。
手札をカバーする方法は大量に入れたので、【真・益々繁盛】の枚数は2枚にして、他の禁呪カードを採用してもよいかもしれません。
みなさんも食わず嫌いせず、【真・益々繁盛】の圧倒的なドローパワーを是非試してみませんか?
★カードの強さの再分析
ディメンション・ゼロを以前から遊んでいる人ほど、汎用性の高いカードの強さに敏感だと思います。
この【真・益々繁盛】は、「場面やデッキを選ぶ」という意味では汎用性は低いと言えるでしょう。しかし、大量ドローは強力な効果に違いありません。今まで登場したカードの中でも、人気がなかったり使いにくいけど強力な効果を秘めているカードが、まだ眠っているかもしれません。フィフスセンチュリーまで時間がある今だからこそ、カードアルバムを見直してみませんか?
★今週のディメンション・ゼロ サイトチェック!
●第34回:「究極アルティメットグランプリ」直前! 懐かしのデッキを振り返る(Dimension walker
)
>http://www6.ocn.ne.jp/~d_walker/column/034.html
Dimension walker、第34回となるコラムは、究極アルティメットグランプリに向けた古豪デッキのお話。かつてトーナメントを席巻したデッキを振り返りつつ、現在のカードプールでの改良の濃厚性もちりばめた内容になっているぞ。
●青黒スティングフィッシュコン(
ジークのOS ブログ出張所)
> http://star.ap.teacup.com/zeeqos/252.html
青黒の【ギガント・スティングフィッシュ】のギミックを使用した青黒コントロールデッキの紹介。
【時空城塞】を軸の一つになっている点は同じですが、今回私の記事で紹介したデッキよりコンボ要素を推し進めた、ギミックに富んだデッキだと思います。
●実際に回してみた感想(のんびりとD-0ブログ)
>http://blogs.yahoo.co.jp/kamisatotakasuke/49953279.html
クイックスターットデッキ「魔剣」&「流星」考察。「魔剣」「流星」同士での対戦考察もあるので、クイックスタートカップの研究にも。
実際、構築済みデッキ同士の対戦だと、プレイミスがわかりやすいので自身のレベルアップにも良いかもしれませんよ。
また、山田さんの「のんびりとD-0ブログ」では「魔剣」デッキの改造攻略もされているので、是非他の記事もチェックしてみてください。
●クイックスタートデッキ解説(スマッシュ7点)
>http://blogs.yahoo.co.jp/horipupa/51633847.html
クイックスタートデッキ「魔剣」&「流星」考察(上記リンクの前説から各解説に飛べるようにされています)。こちらでは、デッキの扱い方や実戦でのアドバイスなどを中心に書かれています。初心者の方はもちろん、人にプレイングなど説明される際の参考にも。
●初心者向け簡易ルールブック(ゼロの丘)
・その1>http://sky.ap.teacup.com/zeronooka/529.html
・その2>http://sky.ap.teacup.com/zeronooka/530.html
>魔剣と流星にはプレイマット裏のルールリファレンスしか付属していません。そこでルールリファレンスの補足の為に簡易ルールブックとして以下の記述を用意します。基本的には公式サイトで見られるルールブックと同一ですが総合ルールを見なくてもあまり困らない程度に補足しています
というわけで、今日は終了の時間になりました。
それではまた、次回の更新で。ごきげんよう~