こんばんは! 毎週水曜日は「ディメンション・ウェンズデー」の更新です!
このホームページ「ディメンション・ウェンズデー」は、賞金制TCG「ディメンション・ゼロ」カードゲームの攻略ホームページです。
あらためまして、こんにちは。「ディメンション・ウェンズデー」管理人の千里夜行です。
ついに登場した新エキスパンション「敵陣を貫く疾風(かぜ)」、みなさん楽しまれているでしょうか? 今回はまたまたおもしろそうな特殊能力が多いですね。「強そう!」 と思っても実際にどうデッキに組み込むか皆さん頭をひねっているのではないでしょうか? そこが新カードを触る楽しさでもありますね。
というわけで、今回は「敵陣を貫く疾風」というカードセットの、特徴的な部分から考察していきたいと思います。
★新・共鳴で貫け!!~似て非なる新しい「共鳴」~
前弾「戦士達の共鳴」で登場した特殊能力「共鳴」は、自分のユニットが移動したターンの間「共鳴」効果が有効になるという効果。「戦士達の共鳴」で登場した「共鳴」効果は通常より軽いコストでプレイできるまでの能力でした。
(参考:2008年1月30日記事「共鳴のルール的考察+」http://blog.goo.ne.jp/mrasanon/d/20080130)
が、今回の「敵陣を貫く疾風」ではなんと、カード効果そのものがパワーアップする「共鳴」が登場しました。一つ例を挙げてみましょう。
【バズーカを放つフェアリー】
ユニット(フェアリー) 赤1 無4 クイック
移動:赤1 無1 パワー:4000 スマッシュ:1
効果:
このカードがプレイされてスクエアに置かれた時、あなたはこのカードと同じラインのスクエアにある対象のユニットを1枚まで選び、4000のダメージを与える。
共鳴(このターンの間、あなたのユニットが移動してスクエアに置かれたならば、以下のテキストが有効になる。)そうする時、かわりに7000のダメージを与える。
この【バズーカを放つフェアリー】の場合、通常は4000ダメージを与えるユニット。これだけでも相手の一ステムユニットを破壊したりなど十分な効果ですが、「共鳴」が発動していれば、ダメージが7000に跳ね上がります。【象砲手バルカン】や【妖魔の勇者】なども一発撃沈の火力!
今回の「敵陣を貫く疾風」には彼女のように、「共鳴」が発動していればその効果が倍増するユニットやストラテジー、ベースまでもが多数存在します。「共鳴」は一度でも自分のユニットの移動が成功していればそのターン中はずっと有効です。移動した後に作成したプランゾーンからのプレイでも共鳴効果は発揮されるのでお見逃しなく。
また、「共鳴」が発動していれば新しい特殊能力を付加されるユニットもいます。
【ダークビースト・マンティコア】
ユニット(キメラ) 黒2 無2 クイック
移動:黒1 無1 パワー:5000 スマッシュ:1
効果:
共鳴(このターンの間、あなたのユニットが移動してスクエアに置かれたならば、以下のテキストが有効になる。)このカードがスマッシュした時、あなたはこのカードと隣接するバトルスペースのスクエアにある対象の使用コスト4以下の相手のユニットを1枚選び、持ち主の墓地に置く。
「共鳴」はユニット移動との兼ね合いも合って、攻撃的なデッキに向いているとよくいわれます。この【ダークビースト・マンティコア】はまさにそのとおり。ユニット破壊は一見コントロール向きな能力に見えるかもしれませんが、スマッシュしただけで効果が発揮されるのは、攻防を兼ね備えた強力な効果と言えましょう。ビートダウン同士の攻防では非常に頼もしい効果が多数あります。
この他にも、ダメージを与える赤の【ファイアクロー・ドラゴン】、相手ユニットを手札に戻す青の【ナース・レディ】、パワーが上昇して「加速」能力が発動する緑の【エル・ディアブロ】など、各色に存在しますので、是非使ってみてください。
● ルール的な注意点
「共鳴」は自分のユニットが移動しておかれたらその瞬間に有効になります。
先述の【ダークビースト・マンティコア】などで勘違いされやすい事として、次のような点に気をつけてください。
・そのユニット以外が移動したときでも「共鳴」効果は発動する。
・そのターン、すでにユニットが移動した後なら後からプレイされたユニットも「共鳴」効果が発動している状態で場に出る。
(例1)
あなたのターン、ユニットが移動していない状況。中央エリアのスクエアにいるあなたの【ダークビースト・マンティコア】(リリース状態)の隣の敵軍エリアのスクエアに、相手は【ハウス・オブ・ヘル】(4コストユニット)をプレイして置きました。このターン、自分の他のユニットが移動したら【ダークビースト・マンティコア】自身が移動しなくても共鳴は発動し、【ダークビースト・マンティコア】がスマッシュしたら【ハウス・オブ・ヘル】を葬れます。
(例2)
自軍エリアに相手の【象砲手バルカン】(パワー6000)が居座っています。
あなたのターン、あなたはユニットを一体中央エリアに移動させた後、同ターンに手札から【エル・ディアブロ】を【象砲手バルカン】のスクエアにプレイ! 「共鳴」が発動しているのであなたの【エル・ディアブロ】はパワー7000の加速ユニットとなって相手の【象砲手バルカン】を一方的に葬りました。
いままではプレイコストのみの問題でしたが、特殊能力の追加や変動は盤面に重要な影響を与えることが増えました。自分が使わなくても相手が使ってくることもありましょう。忘れないように注意してください。
また、「共鳴」が発動している場合に、どのテキストが変更になっているかも確認しておいたほうが良いですね。
★新・合成で貫け!~世界を変える!?合成ストラテジー~
サードセンチュリーになって登場した2種族が融合した合成種族達にも今回新たな仲間が増え、その戦力は増強されました。
そのこともさることながら、今回の要注目は新しい合成ストラテジーの登場でしょう。
【フル・スロットル】
ストラテジー 緑1白1無1 クイック
効果:
[バトルスペースのスクエアにある白と緑のあなたのユニットをそれぞれ1枚選び、合成する] あなたは自分の山札、手札、エネルギーゾーン、墓地のいずれかから使用コストが合成したユニットの使用コストの合計以下の、種族が合成したユニットのいずれかと同じ種族を1つ以上持つユニットを1枚まで選び、自分のユニットのない自軍エリアのスクエアにリリース状態で置く。山札の中を見た場合、残りの山札をすべて裏向きでシャッフルする。
なんと、どの種族のユニットでも色さえ合えば合成できるようになってしまいました。それも赤黒・黒青・青白・白緑・緑赤と、5種の組み合わせすべてにこの合成ストラテジーが登場したのです。
サードベーシックパックに収録された種族限定のそれにくらべると使用コストに制限があるものの、種族を選ばない点と3コストでプレイできる点でベーシックのそれよりも優秀です。
また、合成して実際に盤面に出すユニットについて、種族は合成素材を参照しますが色を問わないので、種族は同じだけど色違いのユニットを出す、なんてこともできます。例えば、合成素材に種族ドラゴンを使えば、「合成したのは赤のドラゴンだけど、盤面に現れるのは白の【機械竜ピアノフォルテ】(Ⅲ-1)!」 なんてことも可能。こいつは色々な悪さができそうですゼ!
★種族強化で貫け!~集え、大陸を超えし仲間たち~
合成種族はもちろん、これまで種族デッキの核になてきた種族達にも新戦力が登場です。
赤のシルフとワルキューレ、黒のサラマンダーとキメラ、青のライオンとサキュバス、白のシードマンとセイレーン、緑のゴーレムとケルピーと、大陸を超えた種族達が再び登場です。彼らは「共鳴」やこれまでにない特殊能力やを持っており、従来の種族デッキの戦術の幅を増やしてくれるでしょう。
そしてもちろんアメーバやブレードマスターなどの団結種族にも新しい仲間が現れました。
今回はその中からいくつか注目カードをピックアップしてみましょう。
【ビーム・ビートル】
ユニット(シルフ) 赤2 無3 クイック
移動:赤1 無1 パワー:5000 スマッシュ:1
効果:
このカードがプレイされてスクエアに置かれた時、あなたはバトルスペースのスクエアにある対象のユニットを1枚選び、ターン終了時まで、パワーを+2000しスマッシュを+1する。
共鳴(このターンの間、あなたのユニットが移動してスクエアに置かれたならば、以下のテキストが有効になる。)あなたはこのカードを使用コスト[赤2]でプレイできる。
パワーだけでなくスマッシュを上昇させる非常に攻撃的な効果。「共鳴」発動時はわずか2コストでプレイできるのは種族デッキでなくとも赤ビートに非常にかみ合いそうな能力。この手の能力に多いライン制限がないのも嬉しい。
【オペレーター・レディ】
ユニット(サキュバス) 青1無1 クイック
移動:青1 パワー:1000 スマッシュ:1
効果:
共鳴(このターンの間、あなたのユニットが移動してスクエアに置かれたならば、以下のテキストが有効になる。)
召集-同じエリア(あなたは、このカードと同じエリアのユニットのないバトルスペースのスクエアに、自軍エリアであるかのようにユニットをプレイできる。そのユニットがプレイされてスクエアに置かれる時、フリーズ状態のかわりにリリース状態になる。)
「召集」というシステムユニットとしてだけ考えると【細波の入江の魔女】(Ⅰ-1)の方が優秀だけど、【ッペレーター・レディ】は彼女自身がスマッシュ1を持っている点が強み。自軍に待機したいときでも、1コストで移動すれば直ちに「召集」が利用できるので、そこまでは不自由を感じない。おまけにサキュバス。うい奴だ。
【エル・ディアブロ】
ユニット(ゴーレム) 緑2無2 クイック
移動:緑1無1 パワー:4000 スマッシュ:1
効果:
共鳴(このターンの間、あなたのユニットが移動してスクエアに置かれたならば、以下のテキストが有効になる。)このカードのパワーを+3000し以下の能力を得る。『加速(このカードは、第1バトルステップでダメージを与える。その後、第1バトルステップにダメージを与えていないユニットが、第2バトルステップでダメージを与える。)』
疑似【全軍突撃】を持っているようなもので、こいつ一体で相手の戦線を壊滅することも可能。常のパワーが弱目なのは少し残念だけど、反撃用ユニットとしてはバルカン以上の能力を発揮。【獣王の号令】などの移動コスト軽減効果とも相性が良い。
といったかんじで、駆け足ですが「敵陣を貫く疾風」を考察しましたがいかがだったでしょうか。今回紹介したカードや能力以外にも様々な仕掛けが施されている今回のエキスパンション。まさか、と思ったカードがあなたのデッキを強化してくれるかもしれません。まずは是非、様々なカードをデッキに投入して遊んでみてください。
★5月3日はBCCに行こう!
もう今週末に迫って参りました。ゴールデンウイークの5月3日(土・祝)・4日(日)には、「ブロッコリーカードゲームカーニバル」(BCC)が開催されます。
●BCCゴールデンウィークSP特設ページ
http://www.aquarian-age.org/bcc/080503_04.html
様々なブロッコリーカードゲームが一同に会するお祭りイベントで、その中で5月3日にはディメンション・ゼロの大会イベントが開催されます。先週もご紹介した「レンジャーズバトル」と「ゼロカード戦」です。
●BCCにてレンジャーズバトル開催!!
http://www.dimension-zero.com/news/main.html#032401
●BCCにてゼロカード戦始動!!
http://www.dimension-zero.com/news/main.html#041401
ともに当日参加も可能で、なんといっても「敵陣を貫く疾風」が使える最初のディメンション・ゼロイベント! お近くの方は是非遊びに行ってみませんか?
★今週のD-0サイト(記事)紹介
●団結デッキ(レトロスペクティブ・ゼロ)
http://emerald053.blog25.fc2.com/blog-entry-14.html
構築戦予選優勝のブレードマスターとカエルデッキのお話。
●高松結果(5代目赤王陛下のブログ(旧スマッシュ7点) )
http://blogs.yahoo.co.jp/horipupa/42535787.html
4月27日に行われたオープングランプリ高松で優勝された生田プロのレポート。
というわけで、今回は終了の時間となりました。
それではまた来週の更新で。ごきげんよう~
このホームページ「ディメンション・ウェンズデー」は、賞金制TCG「ディメンション・ゼロ」カードゲームの攻略ホームページです。
あらためまして、こんにちは。「ディメンション・ウェンズデー」管理人の千里夜行です。
ついに登場した新エキスパンション「敵陣を貫く疾風(かぜ)」、みなさん楽しまれているでしょうか? 今回はまたまたおもしろそうな特殊能力が多いですね。「強そう!」 と思っても実際にどうデッキに組み込むか皆さん頭をひねっているのではないでしょうか? そこが新カードを触る楽しさでもありますね。
というわけで、今回は「敵陣を貫く疾風」というカードセットの、特徴的な部分から考察していきたいと思います。
★新・共鳴で貫け!!~似て非なる新しい「共鳴」~
前弾「戦士達の共鳴」で登場した特殊能力「共鳴」は、自分のユニットが移動したターンの間「共鳴」効果が有効になるという効果。「戦士達の共鳴」で登場した「共鳴」効果は通常より軽いコストでプレイできるまでの能力でした。
(参考:2008年1月30日記事「共鳴のルール的考察+」http://blog.goo.ne.jp/mrasanon/d/20080130)
が、今回の「敵陣を貫く疾風」ではなんと、カード効果そのものがパワーアップする「共鳴」が登場しました。一つ例を挙げてみましょう。
【バズーカを放つフェアリー】
ユニット(フェアリー) 赤1 無4 クイック
移動:赤1 無1 パワー:4000 スマッシュ:1
効果:
このカードがプレイされてスクエアに置かれた時、あなたはこのカードと同じラインのスクエアにある対象のユニットを1枚まで選び、4000のダメージを与える。
共鳴(このターンの間、あなたのユニットが移動してスクエアに置かれたならば、以下のテキストが有効になる。)そうする時、かわりに7000のダメージを与える。
この【バズーカを放つフェアリー】の場合、通常は4000ダメージを与えるユニット。これだけでも相手の一ステムユニットを破壊したりなど十分な効果ですが、「共鳴」が発動していれば、ダメージが7000に跳ね上がります。【象砲手バルカン】や【妖魔の勇者】なども一発撃沈の火力!
今回の「敵陣を貫く疾風」には彼女のように、「共鳴」が発動していればその効果が倍増するユニットやストラテジー、ベースまでもが多数存在します。「共鳴」は一度でも自分のユニットの移動が成功していればそのターン中はずっと有効です。移動した後に作成したプランゾーンからのプレイでも共鳴効果は発揮されるのでお見逃しなく。
また、「共鳴」が発動していれば新しい特殊能力を付加されるユニットもいます。
【ダークビースト・マンティコア】
ユニット(キメラ) 黒2 無2 クイック
移動:黒1 無1 パワー:5000 スマッシュ:1
効果:
共鳴(このターンの間、あなたのユニットが移動してスクエアに置かれたならば、以下のテキストが有効になる。)このカードがスマッシュした時、あなたはこのカードと隣接するバトルスペースのスクエアにある対象の使用コスト4以下の相手のユニットを1枚選び、持ち主の墓地に置く。
「共鳴」はユニット移動との兼ね合いも合って、攻撃的なデッキに向いているとよくいわれます。この【ダークビースト・マンティコア】はまさにそのとおり。ユニット破壊は一見コントロール向きな能力に見えるかもしれませんが、スマッシュしただけで効果が発揮されるのは、攻防を兼ね備えた強力な効果と言えましょう。ビートダウン同士の攻防では非常に頼もしい効果が多数あります。
この他にも、ダメージを与える赤の【ファイアクロー・ドラゴン】、相手ユニットを手札に戻す青の【ナース・レディ】、パワーが上昇して「加速」能力が発動する緑の【エル・ディアブロ】など、各色に存在しますので、是非使ってみてください。
● ルール的な注意点
「共鳴」は自分のユニットが移動しておかれたらその瞬間に有効になります。
先述の【ダークビースト・マンティコア】などで勘違いされやすい事として、次のような点に気をつけてください。
・そのユニット以外が移動したときでも「共鳴」効果は発動する。
・そのターン、すでにユニットが移動した後なら後からプレイされたユニットも「共鳴」効果が発動している状態で場に出る。
(例1)
あなたのターン、ユニットが移動していない状況。中央エリアのスクエアにいるあなたの【ダークビースト・マンティコア】(リリース状態)の隣の敵軍エリアのスクエアに、相手は【ハウス・オブ・ヘル】(4コストユニット)をプレイして置きました。このターン、自分の他のユニットが移動したら【ダークビースト・マンティコア】自身が移動しなくても共鳴は発動し、【ダークビースト・マンティコア】がスマッシュしたら【ハウス・オブ・ヘル】を葬れます。
(例2)
自軍エリアに相手の【象砲手バルカン】(パワー6000)が居座っています。
あなたのターン、あなたはユニットを一体中央エリアに移動させた後、同ターンに手札から【エル・ディアブロ】を【象砲手バルカン】のスクエアにプレイ! 「共鳴」が発動しているのであなたの【エル・ディアブロ】はパワー7000の加速ユニットとなって相手の【象砲手バルカン】を一方的に葬りました。
いままではプレイコストのみの問題でしたが、特殊能力の追加や変動は盤面に重要な影響を与えることが増えました。自分が使わなくても相手が使ってくることもありましょう。忘れないように注意してください。
また、「共鳴」が発動している場合に、どのテキストが変更になっているかも確認しておいたほうが良いですね。
★新・合成で貫け!~世界を変える!?合成ストラテジー~
サードセンチュリーになって登場した2種族が融合した合成種族達にも今回新たな仲間が増え、その戦力は増強されました。
そのこともさることながら、今回の要注目は新しい合成ストラテジーの登場でしょう。
【フル・スロットル】
ストラテジー 緑1白1無1 クイック
効果:
[バトルスペースのスクエアにある白と緑のあなたのユニットをそれぞれ1枚選び、合成する] あなたは自分の山札、手札、エネルギーゾーン、墓地のいずれかから使用コストが合成したユニットの使用コストの合計以下の、種族が合成したユニットのいずれかと同じ種族を1つ以上持つユニットを1枚まで選び、自分のユニットのない自軍エリアのスクエアにリリース状態で置く。山札の中を見た場合、残りの山札をすべて裏向きでシャッフルする。
なんと、どの種族のユニットでも色さえ合えば合成できるようになってしまいました。それも赤黒・黒青・青白・白緑・緑赤と、5種の組み合わせすべてにこの合成ストラテジーが登場したのです。
サードベーシックパックに収録された種族限定のそれにくらべると使用コストに制限があるものの、種族を選ばない点と3コストでプレイできる点でベーシックのそれよりも優秀です。
また、合成して実際に盤面に出すユニットについて、種族は合成素材を参照しますが色を問わないので、種族は同じだけど色違いのユニットを出す、なんてこともできます。例えば、合成素材に種族ドラゴンを使えば、「合成したのは赤のドラゴンだけど、盤面に現れるのは白の【機械竜ピアノフォルテ】(Ⅲ-1)!」 なんてことも可能。こいつは色々な悪さができそうですゼ!
★種族強化で貫け!~集え、大陸を超えし仲間たち~
合成種族はもちろん、これまで種族デッキの核になてきた種族達にも新戦力が登場です。
赤のシルフとワルキューレ、黒のサラマンダーとキメラ、青のライオンとサキュバス、白のシードマンとセイレーン、緑のゴーレムとケルピーと、大陸を超えた種族達が再び登場です。彼らは「共鳴」やこれまでにない特殊能力やを持っており、従来の種族デッキの戦術の幅を増やしてくれるでしょう。
そしてもちろんアメーバやブレードマスターなどの団結種族にも新しい仲間が現れました。
今回はその中からいくつか注目カードをピックアップしてみましょう。
【ビーム・ビートル】
ユニット(シルフ) 赤2 無3 クイック
移動:赤1 無1 パワー:5000 スマッシュ:1
効果:
このカードがプレイされてスクエアに置かれた時、あなたはバトルスペースのスクエアにある対象のユニットを1枚選び、ターン終了時まで、パワーを+2000しスマッシュを+1する。
共鳴(このターンの間、あなたのユニットが移動してスクエアに置かれたならば、以下のテキストが有効になる。)あなたはこのカードを使用コスト[赤2]でプレイできる。
パワーだけでなくスマッシュを上昇させる非常に攻撃的な効果。「共鳴」発動時はわずか2コストでプレイできるのは種族デッキでなくとも赤ビートに非常にかみ合いそうな能力。この手の能力に多いライン制限がないのも嬉しい。
【オペレーター・レディ】
ユニット(サキュバス) 青1無1 クイック
移動:青1 パワー:1000 スマッシュ:1
効果:
共鳴(このターンの間、あなたのユニットが移動してスクエアに置かれたならば、以下のテキストが有効になる。)
召集-同じエリア(あなたは、このカードと同じエリアのユニットのないバトルスペースのスクエアに、自軍エリアであるかのようにユニットをプレイできる。そのユニットがプレイされてスクエアに置かれる時、フリーズ状態のかわりにリリース状態になる。)
「召集」というシステムユニットとしてだけ考えると【細波の入江の魔女】(Ⅰ-1)の方が優秀だけど、【ッペレーター・レディ】は彼女自身がスマッシュ1を持っている点が強み。自軍に待機したいときでも、1コストで移動すれば直ちに「召集」が利用できるので、そこまでは不自由を感じない。おまけにサキュバス。うい奴だ。
【エル・ディアブロ】
ユニット(ゴーレム) 緑2無2 クイック
移動:緑1無1 パワー:4000 スマッシュ:1
効果:
共鳴(このターンの間、あなたのユニットが移動してスクエアに置かれたならば、以下のテキストが有効になる。)このカードのパワーを+3000し以下の能力を得る。『加速(このカードは、第1バトルステップでダメージを与える。その後、第1バトルステップにダメージを与えていないユニットが、第2バトルステップでダメージを与える。)』
疑似【全軍突撃】を持っているようなもので、こいつ一体で相手の戦線を壊滅することも可能。常のパワーが弱目なのは少し残念だけど、反撃用ユニットとしてはバルカン以上の能力を発揮。【獣王の号令】などの移動コスト軽減効果とも相性が良い。
といったかんじで、駆け足ですが「敵陣を貫く疾風」を考察しましたがいかがだったでしょうか。今回紹介したカードや能力以外にも様々な仕掛けが施されている今回のエキスパンション。まさか、と思ったカードがあなたのデッキを強化してくれるかもしれません。まずは是非、様々なカードをデッキに投入して遊んでみてください。
★5月3日はBCCに行こう!
もう今週末に迫って参りました。ゴールデンウイークの5月3日(土・祝)・4日(日)には、「ブロッコリーカードゲームカーニバル」(BCC)が開催されます。
●BCCゴールデンウィークSP特設ページ
http://www.aquarian-age.org/bcc/080503_04.html
様々なブロッコリーカードゲームが一同に会するお祭りイベントで、その中で5月3日にはディメンション・ゼロの大会イベントが開催されます。先週もご紹介した「レンジャーズバトル」と「ゼロカード戦」です。
●BCCにてレンジャーズバトル開催!!
http://www.dimension-zero.com/news/main.html#032401
●BCCにてゼロカード戦始動!!
http://www.dimension-zero.com/news/main.html#041401
ともに当日参加も可能で、なんといっても「敵陣を貫く疾風」が使える最初のディメンション・ゼロイベント! お近くの方は是非遊びに行ってみませんか?
★今週のD-0サイト(記事)紹介
●団結デッキ(レトロスペクティブ・ゼロ)
http://emerald053.blog25.fc2.com/blog-entry-14.html
構築戦予選優勝のブレードマスターとカエルデッキのお話。
●高松結果(5代目赤王陛下のブログ(旧スマッシュ7点) )
http://blogs.yahoo.co.jp/horipupa/42535787.html
4月27日に行われたオープングランプリ高松で優勝された生田プロのレポート。
というわけで、今回は終了の時間となりました。
それではまた来週の更新で。ごきげんよう~